NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名ニンポウキンカン(寧波金柑)
園芸(流通)名
別名ネイハキンカン(寧波金柑)、
別名メイワキンカン(明和金柑)
科ミカン
属(和名属)フォーチュネラ(キンカン)
学名Fortunella crassifolia
ラテン語読みフォーチュネラ・クラッシフォリア
英名Kumquat
原産・分布地中国原産
園芸上分類常緑低木

 本種は高さ2mほどの低木で、枝は分岐性が大きく密生する。 刺は2㎜くらいのものがまれにつくことがある。


 ニンポウキンカンは、中国原産で、日本では江戸時代の後期に 中国浙江省の商船が遠州灘で暴風雨に遭い清水港に寄港したさい、 三保村の名主が砂糖漬けの果実をもらい、 その種子を播いたのが始まりであると伝えられている。
 果実は短卵形で10~13gほどあり、 縦径3㎝で横径2.5~3㎝ほどである。 果皮は3㎜ほどの厚さで甘味と香気がある。
 本種は、キンカンの中でもっとも品質が良く生食に適している。 栽培しやすく、とくに耐寒力があるためかなりの寒地でも栽培されている。 生食用として売られているキンカンは、ほとんどが本種である。

 キンカン属の花は腋生で、単生または数花が集まり、 年に3回ほど開花し結実する。萼は5裂し、 花弁は白色で5枚である。四季咲きであるが、果実の品質、 収穫の関係で、日本では7月の開花したものがもっともよいとされている。
[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]

 一般名のキンカンは、 Fortunella margarita (フォーチュネラ・マルガリタ)であり、和名のナガキンカンである。 キンカン属の中でもっとも栽培しやすく、 和歌山県のほか各地に家庭用として点在している。 ニンポウキンカンとの違いは、 ナガキンカンの方が果実が少し長楕円形をしていることである。

 本属の仲間は、  キンズ  を掲載している。


  1枚目画像撮影日:2003.08.16
2・3枚目画像撮影日:2009.03.15

2015.03.02 First making day [2k/22ki/142700]
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