NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名クサフジ(草藤)
園芸(流通)名
別名
科マ メ ( マ メ 亜科)
属(和名属)ウィキア(ソラマメ)
学名Vicia cracca
ラテン語読みウィキア・クラッカ
英名Tufted vetch
原産・分布地日本各地、北半球の温帯地域に分布
園芸上分類多年草

 クサフジは、日本各地、北半球の温帯地域に広く分布し、 草地や林縁に生える蔓性の多年草である。
 和名は、草本で全体の姿や花が藤に似ているところからついた。
 葉は、カラスノエンドウ(烏野豌豆)に似た羽状複葉で、 小葉は9~12対で、先端は巻き髭になっている。
 開花時期は、5~9月ごろであり、 上向きに長さ3~10㎝の総状花序をだし、青紫色の花を咲かせる。
 花弁は5枚で、花径は1~1.2㎝である。
 クサフジに非常によく似た花に「ツルフジバカマ Vicia amoena (ウィキア・アモエナ)」がある。
 違いは、ツルフジバカマは花色が紅紫色で、 小葉が5~8対と少し少なく幅が広い。また、 托葉が耳状に大きいのが特徴である。

 画像は、広島県人さんが、瀬戸内海の海を見に ドライブした時に見つけた花を私に送ってくれたものである。

 ソラマメ属は、約150種あり、北半球の温帯に多く分布し、 南アメリカにもあるが、ソラマメと交雑できる種はない。
 一年草~多年草で、多くは蔓性である。
 日本では路傍、水田、土手などにふつうに見られる    カラスノエンドウ 、 スズメノエンドウなど、十数種の自生品がある。
 葉は互生し、偶数羽状複葉でしばしば葉軸の先端が巻きひげになっている。  托 葉 はあるが小托葉はない。
 花は腋生で1~数個が束生するか総状花序につく。 苞は小さく、小苞はない。萼は5裂する。
 花冠は蝶形で、翼弁は竜骨弁より長い。雄しべは10個あり、 うち9個が合着して2体雄ずいとなることが多い。
 果実は扁平な豆果で裂開する。

 本属の仲間は、カラスノエンドウ以外に、  ソラマメ 、  ツルフジバカマ  を掲載している。

画像投稿日(投稿者:撮影地):2007.02.18(広島県人さん:瀬戸内海)

2015.03.07 First making day [2k/23ku/146900]
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