NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名ナガササゲ(長大角豆)
園芸(流通)名
別名
科マ メ ( マ メ 亜科)
属(和名属)ヴィグナ(ササゲ)
学名Vigna sinensis var. sesquipedalis
ラテン語読みヴィグナ・シネンシス(変種)セスクイペダリス
英名Asparagus bean ,
英名Yaed-long bean , Southern pea

原産・分布地東アフリカ原産
園芸上分類一年草

 ササゲとは、ササゲ属の1種 Vigna sinensis (ヴィグナ・シネンシス) とその変種(3変種)、すなわちカウピー、 ナガササゲ、ハタササゲの総称である。
 ナガササゲは、未熟莢を野菜として利用する。 茎は長さ2~4.5mで蔓性で、莢は長さ30~100㎝で、 結莢後まもなく下垂する。
 種子は長さ8~13㎜で扁平な腎臓形で、 種皮の色は赤、黒の2通りである。
 インド以東のアジアで栽培が多く、 とくに東南アジアでは低地野菜として重要性が高い。

 東アフリカ原産のカウピーが海路をへてインドにいたり、 そこで2変種(ナガササゲとハタササゲ)が分化し、 ササゲは3変種ができ上がり、インドから東南アジア、 中国をへて日本に伝わったとされているが、 東南アジアから海路で直接日本に伝わった可能性もある。


 ササゲ類は、日本において種実用、莢用とも明治以前は 重要な作物であったが、食味の優れている   インゲンマメ  の導入以降、
種実用、莢用とも、その重要性は薄れている。 とくに種実用品種は、現在ほとんど姿を消しており、 各地で「ササゲ」と称して生産されているマメの多くは、 インゲンマメである。

 カウピー、ナガササゲ、ハタササゲの3変種のうち ナガササゲのみが野菜として利用され、栽培も多い。
 ナガササゲは、耐暑性が強く高温時にもよく結莢する。 乾燥、過湿にも比較的強い。
 その反面低温に弱く10℃以下では生育せず、 霜にあうと枯死する。
 生育適温は20~25℃で、この温度では結莢、 莢肥大とも良好である。
 日本では莢の形態、性状の相違により 4品種群に分類されている。
 その4つは、「十六ササゲ」、「三尺ササゲ」、 「紫ササゲ」、「南方系」である。
 ナガササゲは嗜好に顕著な地域性があり、 関東以東ではあまり好まれない。
 このため、栽培は東海以西で多く、 とくに愛知県が中心となっている。
 サヤインゲンの生産が不良となる盛夏期用に、 4~5月にかけて播種される普通栽培がもっとも多い。
[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )]

 画像は、莢が緑色であり、莢の長さから十六ササゲの可能性が高い。

1・2枚目画像撮影日:2006.08.13

2015.04.03 First making day [3s/31sa/163800]
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