NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名スズラン(鈴蘭)
園芸(流通)名
別名キミカゲソウ(君影草)
科ユ リ ➡ キジカクシに変更(APGⅢ)
属(和名属)コンウァラリア(スズラン)
学名Convallaria keiskei
ラテン語読みコンウァラリア・ケイスケイ
英名( Null )
原産・分布地本州中部以北の山々に分布
園芸上分類多年草(根茎)


 一枚目(右上)は、 hiro&shii さんが、次のコメントをつけて、
私に送ってくれたものである。
 『 わがやの庭のスズランが満開になったのでお届けにまいりました。
  今日は雨で寒いですが・・・
  スズランに誘われて傘さして見にでかけてしまうわたしです。』



 二枚目(左)は、こまさんが、『 庭のスズラン置いていきます』  とのコメントを
つけて、私に送ってくれたものである。

  hiro&shii さん、 こまさんのお二人とも、庭にスズランが咲いている景色は素敵ですねぇ。


 三枚目(左)は、 Junko さんが、「マクロの世界拝見」のタイトルで、
次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
 『 マクロにチャレンジしてみましたがダメでした。ムズカシイですね。
  そこで小さな 『 すずらん 』 を置いて行きます。』

 ということで、私が作った「マクロの世界」 というページを見られた感想のお礼に、 スズランをいただいたものである。


 スズランは、本州中部以北の山々に分布する多年草である。
 種小名(種小辞、種の形容詞)のケイスケイは、 植物学者の伊藤圭介(1803-1901)の名にちなむ。
 また、別名の「君影草」の由来は諸説ある。
 本種は、本州中部以北に分布するが、 とくに北海道に多く自生し、郷土の花とされている。
 日本のほか、サハリン、朝鮮半島、中国、 東シベリアにも分布している。
 花茎は葉より短く、高さ20~35㎝ほどで長さ 5~10㎝の総状花序に10花ほどをつける。

 スズラン属は、ヨーロッパ、アジア、 北アメリカに3種が分布する。根茎をもつ多年草である。
 長さ15㎝で幅5㎝ほどの長楕円形の葉を2枚もち、 長い葉柄は抱き合ってその下部は膜質の梢状葉に包まれている。
 晩春この梢状葉腋から30㎝ほどの花茎を伸ばし、 長さ7㎜ほどの芳香のある釣鐘状の小さな白花を 10花ほど下向きに総状につける。
 花冠は6裂して裂片は反曲し、雄しべは6個ある。 雄しべは6個あり、果実は赤色の液果である。
 全草にコンバラマリン、コンバラリン、 コンバラトキシンなどの配糖体を含み、有毒であるが強心、 瀉下(しゃげ:下剤、便秘薬のこと)の作用をもつ。
[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )、 花の名前( 植村猶行監修:NHK出版 )]

 スズランの仲間には、ヨーロッパ原産でアメリカ東部に野生化している 「  ドイツスズラン 」という品種があり、 ドイツスズランは花茎と葉が通常同じ高さになり、 花が大きく、香りも強いのが特徴であるが、 一見しただけでは間違えやすいので注意のこと。

【追記】
 スズラン属は、APGⅡ でリユリ科から分離し、新設のスズラン科となったが、 APGⅢ でキジカクシ(クサスギカズラ)科に統合され、キジカクシ(クサスギカズラ)科 (キジカクシ(クサスギカズラ)目)のスズラン亜科に変更になった。


1枚目画像投稿日(投稿者):2010.05.23 ( hiro&shii さん)
2枚目画像投稿日(投稿者):2006.06.18 (こまさん)
3枚目画像投稿日(投稿者):2006.05.07 ( Junko さん)

2015.05.02 First making day [3s/33su/181100]
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