NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名ドイツスズラン(ドイツ鈴蘭)
園芸(流通)名
別名
科ユ リ ➡ キジカクシに変更(APGⅢ)
属(和名属)コンウァラリア(スズラン)
学名Convallaria majalis
ラテン語読みコンウァラリア・マヤリス
英名Lily-of-the-valley
原産・分布地ヨーロッパ原産
園芸上分類多年草(根茎)


 ドイツスズランは、ヨーロッパ原産で 北アメリカ東部に野生化する根茎をもつ多年草である。
 園芸店で売られているのは本種で、日本の  スズラン   より花が大きく、香りも強く、葉に光沢があり、早出し栽培にも適している。

 ヨーロッパでは5月祭に欠かすことのできない花である。
 花茎は、通常葉と同じ高さになる。
 園芸品種として、八重咲き、桃色花、紅色花、斑入り葉などが知られている。


 スズラン属は、ヨーロッパ、アジア、 北アメリカに3種が分布する。根茎をもつ多年草である。
 長さ15㎝で幅5㎝ほどの長楕円形の葉を2枚もち、 長い葉柄は抱き合ってその下部は膜質の梢状葉に包まれている。
 晩春この梢状葉腋から30㎝ほどの花茎を伸ばし、 長さ7㎜ほどの芳香のある釣鐘状の小さな白花を10花ほど下向きに総状につける。
 花冠は6裂して裂片は反曲し、雄しべは6個ある。 雄しべは6個あり、果実は赤色の液果である。
 全草にコンバラマリン、コンバラリン、コンバラトキシンなどの配糖体を含み、 有毒であるが強心、瀉下(しゃげ:下剤、便秘薬のこと)
の作用をもつ。
[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )、 花の名前( 植村猶行監修:NHK出版 )]

【追記】
 スズラン属は、APGⅡ でリユリ科から分離し、新設のスズラン科となったが、 APGⅢ でキジカクシ(クサスギカズラ)科に統合され、 キジカクシ(クサスギカズラ)科(キジカクシ(クサスギカズラ)目)のスズラン亜科に変更になった。

1枚目画像撮影日:2004.04.29
2枚目画像撮影日:2005.07.10

2015.06.24 First making day [4t/45to/216100]
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