NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名ヒイラギ(柊)
園芸(流通)名
別名
科モクセイ
属(和名属)オスマンツス(モクセイ)
学名Osmanthus heterophyllus
ラテン語読みオスマンツス・ヘテロフィルス
英名Holly olive , False holly , Chinese holly
原産・分布地本州、四国、九州、沖縄、台湾に分布
園芸上分類常緑高木

 ヒイラギは、本州、四国の暖帯林に多く、九州、 屋久島、西表島、台湾の高地にわずかに分布する、 高さ10mになる常緑高木である。
 よく分枝し、葉は3~5㎝の楕円形か長楕円形で、 上面が濃緑色で光沢があり、 下面が黄緑色で若木や老木の下枝の葉は咲きがとがり、 葉縁に大形鋸歯があって、その先端に鋭い棘があるが、 老木や梢の葉は全縁で先は丸く、棘がない。
 雌雄異株で、10~12月に葉腋に小白花を束生し、芳香がある。
 石果は1.5㎝くらいの楕円形で、翌年の夏に紫黒色に熟す。
 葉にさわると棘でひりひり痛むので「ヒイラギ」といい、 節分に枝葉を戸口に挿して、オニノメツキ、 オニサン、オニオドシなどともよぶ。
 日本の寒地では育ちにくいが、 暖地では古くから縁起木として植え、斑入りなどの園芸品種が多い。

 モクセイ属は、常緑の高木か低木で、約30種がおもにアジアに、 少数がハワイ、ニューカレドニア、北アメリカに分布し、 日本は数種が自生する。
 葉は有柄で革質で羽状脈のある単葉で、対生する。
 雌雄異株で、花は小形で、葉腋に束生するか、短い総状花序につく。 花冠は短い筒部があって4裂し、白、淡黄、橙黄、帯紅色で、 多くは芳香がある。石果は黒熟し種子1個を含む。

[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )、
     花の名前( 植村猶行監修:NHK出版 )]

 三枚目(左)は、葉の縁が白くなっており、園芸品種のシラフヒイラギ [ Argenteomaginatus ] と思われる。

 本属の仲間は、  キンモクセイ 、  ギンモクセイ  を掲載している。

1枚目画像撮影日:2006.12.16
2枚目画像撮影日:2004.11.14
3枚目画像撮影日:2004.11.23

2015.08.18 First making day [6h/62hi/250200]
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