NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名(無し)
園芸(流通)名
別名
科ゴマノハグサ ➡ オオバコに変更(APGⅡ)
属(和名属)ウェロニカ(クワガタソウ)
学名Veronica peduncularis
ラテン語読みウェロニカ・ペドゥンクラリス
英名Speedwell
原産・分布地南東ロシア~ウクライナ原産
園芸上分類多年草

 ベロニカ・ペドゥンクラリスは、 南東ロシア~ウクライナ原産の多年草である。
 花はオオイヌノフグリによく似ている。
 本種は、データが無く詳細は不明である。

 クワガタソウ属は、北半球に広く分布し、約300種がある。 一年草、越年草または多年草で、海岸から高山まで生えており、
日本では自生種のクワガタソウや、帰化植物の オオイヌノフグリなど約20種が見られる。
 茎は、細く分枝して直立するか地をはうものが多い。
 葉は単葉で、鋸歯縁まれに全縁で、ふつうは対生するが、 互生することもある。
 花は腋生か頂生で、多くは単生するかまばらな総状花序につく。
 萼は4深裂で、花冠も4裂し、裂片は広く開出するが、 上側の1裂片が大きくなる傾向がある。
 雄しべ2個はふつう花冠と同じ長さである。 花柱は細く、柱頭は頭状である。
 果実は蒴果で、多くは扁平で先に明らかなへこみがある。
[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]

 本属の多年草の中で、ツクシトラノオなどのように、 太く直立する茎の先に密な花序をつけ、 明らかな花筒とより長い雄しべをもち、
蒴果が扁平とならないものを、ルリトラノオ属 [ Pseudolysimachion ] として分ける見解もある。
 私も、オオイヌノフグリとルリトラノオの花は、 とても同じ属とは思えないほど違いがあり、 分けたほうがわかりやすいと思っている。
 しかし、ここでは図鑑に基づき両方ともウェロニカ属 (クワガタソウ属)とした。

 本属の仲間は、よく似た  オオイヌノフグリ  と 、
 まったく同じ属とは思えない  ルリトラノオ 、  ヒメルリトラノオ 、  ベロニカ・オルナタ 、
 園芸品種の   ベロニカ・マンハッタン・ブルー  などを掲載している。

【追記】
 クワガタソウ属は、APGⅡ でゴマノハグサ科から分離し、シソ目のオオバコ科に変更となった。

画像撮影日:2005.04.02

2015.09.21 First making day [6h/64he/271800]
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