NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名マダケ(真竹)
園芸(流通)名
別名
科イ ネ
属(和名属)フィロスタキス(マダケ)
学名Phyllostachys bambusoides
ラテン語読みフィロスタキス・バンブソイデス
原産・分布地中国中部原産
園芸上分類タケ類
英名Japanese timber bamboo , 
英名Giant timber bamboo , Madake , Timber bamboo , Hardy timber bamboo

 マダケは、中国中部原産のタケ類である。中国では、 剛竹、鬼角竹、鋼鉄頭竹、日本苦竹とよばれる。
 稈は高さ5~10mで径5~10㎝となり、 節間が長さ20~30㎝になり、枝の第1節間は中空である。
 稈節に2個の環状のふくらみがある。
 葉は洋紙質で、長さ10~12㎝で幅1.8~2㎝で竹の皮に黒褐紋があり、 肩毛が葉鞘に直角に出る。
 維管束は細かく、節部はやわらかく基部の繊維は長く、 割裂性が大きい。
 花は本年枝につくが、開葉前に開花期となるため、 10~12節目に出る小枝につく数個の苞の腋に小穂がつく。
 小穂は0~3小花からなる。稔性は日本ではきわめて低い。
 画像は、マダケの筍(たけのこ)である。

 マダケ属は、中国中南部、ヒマラヤに約40種がある。
 地下茎は長く横走し、節に1本ずつ単軸分枝(側生) して先が立ち上がり、稈(かん)が叢生することはない。
 稈鞘(竹の皮)は節間よりやや短く、薄くて弾力性があり、 稈の伸長につれて脱落する。
 枝は各稈節に2本ずつ出て、 枝の出た節の上部の節間には芽溝が著しい。
 葉は葉鞘が長く、葉舌には粗剛な肩毛が5~10個発生する。 葉脈は、平行脈のほかに平行脈間を結ぶ横脈がある。
 花序は、その年の葉がすべて出たあと、さらに枝が7~9節伸び、 各部に1小穂を出す。小穂は0~3個の小花からなる。
 鱗被は3個である。雄しべは3個である。 柱頭は3個で糸状であるまれに結実する。
 1系統について見ると周期的でいっせい開花性が強い。 原産地では多くの系統があり、開花は地域的である。
 日本にはこの属の数種が栽培されており、 すべていっせい開花性が強い。
 観賞用、装飾用、日用品、年中行事などに利用され、 日本人の生活の中に深く溶け込んでいる。
[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]

 本属の仲間は、  モウソウチク  を掲載している。

画像撮影日:2009.05.25

2015.10.01 First making day [7m/71ma/280700]
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