NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名モウソウチク(孟宗竹)
園芸(流通)名
別名
科イ ネ
属(和名属)フィロスタキス(マダケ)
学名Phyllostachys heterocycla
ラテン語読みフィロスタキス・ヘテロキクラ
英名Moso bamboo
原産・分布地中国原産
園芸上分類タケ類


 モウソウチクは、中国原産のタケ類である。
 稈(かん)が高さ5~10mで径10~20㎝になる。
 筍(たけのこ)は3~4月に出て、1日に50㎝以上も伸びる。
 節は低く1輪状で枝では2輪状になる。
 節の第1、第2節間に空洞がない。
 稈鞘には粗毛が密生し、径1~2㎝の黒褐紋が密にあり、 先端に葉片がつき、開出する顕著な肩毛がある。
 葉は狭披針形で表面に長毛があり、 肩毛は貧弱で枝と平行にでる。葉舌はよく発達し山形になる。
 開花時期の異なる突然変異が起こりやすく、 開花は一地下茎に由来する稈に限られることが多いが、 秋期に関する突然変異の起こらなかったやぶは全面開花が見られる。 よく結実し、実生が得られる。
 観賞用、工芸用、食用とされる。 中国では用途別品種の育成がなされており、 品種改良が盛んである。

 マダケ属は、中国中南部、ヒマラヤに約40種がある。
 地下茎は長く横走し、節に1本ずつ単軸分枝(側生) して先が立ち上がり、稈(かん)が叢生することはない。
 稈鞘(竹の皮)は節間よりやや短く、薄くて弾力性があり、 稈の伸長につれて脱落する。
 枝は各稈節に2本ずつ出て、 枝の出た節の上部の節間には芽溝が著しい。
 葉は葉鞘が長く、葉舌には粗剛な肩毛が5~10個発生する。 葉脈は、平行脈のほかに平行脈間を結ぶ横脈がある。
 花序は、その年の葉がすべて出たあと、さらに枝が7~9節伸び、 各部に1小穂を出す。小穂は0~3個の小花からなる。
 鱗被は3個である。雄しべは3個である。 柱頭は3個で糸状であるまれに結実する。
 1系統について見ると周期的でいっせい開花性が強い。 原産地では多くの系統があり、開花は地域的である。
 日本にはこの属の数種が栽培されており、 すべていっせい開花性が強い。
 観賞用、装飾用、日用品、年中行事などに利用され、 日本人の生活の中に深く溶け込んでいる。
[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]

 本属の仲間は、  マダケ  を掲載している。

1・2枚目画像撮影日:2005.04.30

2015.10.18 First making day [7m/75mo/295200]
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