NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名オオヤマザクラ(大山桜)
園芸(流通)名
別名エゾヤマザクラ(蝦夷山桜)、
別名ベニヤマザクラ(紅山桜)
科バ ラ (サクラ亜科)
属(和名属)プラヌス(サクラ [サクラ亜属])
学名Prunus sargentii
ラテン語読みプルヌス・サージェンティー
英名( Null )
園芸上分類落葉高木
原産・分布地サハリン、千島、北海道、
原産・分布地本州中・北部に分布


 1枚目(右上)は、2018年 大山桜の Bestshot である。

 2枚目(左)は、2018年4月5日の大山桜であり、 満開状態の一枚である。 満開といっても植栽2年目の超若木であり、 今のところ3輪しか咲いていない。 したがって、花見時期は特定できなかった。
 大山桜は、紅紫色の一重咲きで、花径が3~3.5㎝ (実測)の中輪で、花弁は5枚である。
 一枚目(右上)の花は、色が紅紫色ではなく、 淡紅色であり、別名の「ベニヤマザクラ」というには チョッと違いがあり、今後も調査が必要である。

 なお、植栽して2年目の大山桜はこんな樹形である。
 皆さんはもっとこんもりとした桜の木を 想像されたのではないかと思いますが、 あと10年もすれば立派な樹形に成長し、 見ごたえのある桜並木の一員となると思われる。

 3枚目(左下)は、2018年4月5日の大山桜であり、 一重咲きの桜は、普通花弁が5枚であるが、 珍しく4枚のため掲載した。

 オオヤマザクラは、サハリン、千島、北海道、本州中・ 北部および亜高山帯の温帯・亜寒帯に分布し、本州中部では ヤマザクラより700~1500m高い地帯に自生する。
 いわば東北、北海道を代表する桜で、高さ25m、 胸高直径1.3mにもなる落葉高木である。
 若枝は灰白色でやや太く無毛で、幹枝の樹皮は暗栗色、 若葉は赤褐色で新芽は少し粘る。
 葉は長さ8~15㎝の楕円形でやや厚く、円脚で縁には 粗い鋸歯があり、表面は濃緑色で、裏面は少し白みを帯び、 葉柄は帯紅紫色で上方に1対の紅色の蜜腺がある。
 開花時期は4~5月であるが、 ヤマザクラ (山桜)より少し遅い。 花は2~3個を散形花序につけ、展葉よりやや早く咲く。
 花は径3~4.5㎝で、紅紫色で美しいため、 ベニヤマザクラ(紅山桜)ともよばれる。
 萼筒は倒円錐形である。果実は計約1㎝の球形で 黒紫色に熟し、苦くて食べられない。
 本種の名所としては、長野県の戸隠神社参道、 中禅寺湖畔、北海道では円山公園、札幌神社、 とくに厚岸の国泰寺が有名である。
 学名の種の形容語の「サージェンティー」は、 アメリカの植物学者サージェントにちなむ。
[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )]

 4枚目(左上)は、2018年3月30日現在の大山桜の 若葉であり、この時点で「つぼみ」は確認できず、 若木のため、このまま葉桜になってしまうのか、 様子見の状態である。
 (4月5日現在、開花した3輪の花を確認した)

 日本に自生する桜の原種(野生種ともいう)は、 エドヒガンオオシマザクラ, オオヤマザクラ, カスミザクラ, カンヒザクラ 、 クマノザクラ 、タカネザクラ 、 チョウジザクラ 、 マメザクラ 、  ミヤマザクラ 、 ヤマザクラ の 11品種である。
 この内、日本の固有種(その国やその地域でしか分布して いない種)は、 オオシマザクラ、 クマノザクラ、チョウジザクラ、 マメザクラ ヤマザクラ の 5品種である。

 5枚目(左)は、2018年3月28日現在の大山桜の 冬芽葉芽)で、 大山桜の開花時期は4月~5月であり、 6枚目(左下)よりさらに膨らみが増し、 先端が割れ葉が出始めている状態である。

 6枚目(左)は、2018年3月22日現在の大山桜の冬芽で、 大山桜の開花時期は4月~5月であるが、 7枚目(左下)より少し膨らみ始め、 紅色が見え始めている状態である。

 サクラ属については、  サクラ   を参照のこと。
 撮影地の新舞子マリンパークの品種別桜並木配置図は、
新舞子マリンパーク桜並木配置図 を見て下さい。なお、
同配置図が文字ズレで見にくい場合は PDF版で見て下さい。PDF版は5ページに分割されているため、 スクロールして見る必要があり、ちょっと手間ですがご容赦下さい。

 また、八・九枚目以外の
新舞子マリンパーク桜開花時期実績については、
 2018年実績(Darkblue ver.)2018年実績(従来版)
 2019年実績(Darkblue ver.)2019年実績(従来版)
 2021年実績(Darkblue ver.) を見て下さい。

 7枚目(左上)は、2018年1月29日の大山桜の冬芽であり、 大山桜の開花時期は4月~5月であり、 まだ全く堅い状態である。

 8・9枚目(左・左下)は、こまさんが、「桜」のタイトルで、 次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
 『 久しぶりの 早朝散歩です。
  石狩街道創成川河川敷のさくらです。
  エゾヤマザクラ、北海道はほとんどこの種類です。
  色はかなり濃いですよ。
  ただ花と一緒に葉も出てくるのですよ。』

 こまさんが投稿してくれた「エゾヤマザクラ」は、 「オオヤマザクラ」の別名であり、ここに掲載したが、 「オオヤマザクラ」は一重であり、 こまさんが投稿してくれた桜は、八重桜であり、 違いがあるが、私のレベルではこの違いは、 今のところ不明である。

 10枚目(左)は、2018年5月27日現在の大山桜の葉である。
 葉は、楕円形で、葉身 10㎝、幅 8㎝(実測)で、 単鋸歯または重鋸歯縁で、葉先が長くとがる特徴がある。
 葉柄は帯紅紫色で上方に1対の紅色の蜜腺がある。

 11枚目(左)は、2018年5月27日現在の 大山桜の樹形である。
 植栽3年目の大島桜は、樹高 2.1m(実測)である。

1~3枚目画像撮影日:2018.04.05
  4枚目画像撮影日:2018.03.30
  5枚目画像撮影日:2018.03.28
  6枚目画像撮影日:2018.03.22
  7枚目画像撮影日:2018.01.29
(1~7枚目撮影場所は、新舞子マリンパーク[愛知県知多市])

8・9枚目画像投稿日(投稿者:撮影場所):2017.05.18
    (こまさん:石狩街道創成川河川敷[北海道札幌市])

10・11枚目画像撮影日:2018.05.27
  12枚目画像撮影日:2018.01.29
(10~12枚目撮影場所は、新舞子マリンパーク[愛知県知多市])

 12枚目(左)は、大山桜の若木の樹皮であり、 一般的な若い桜特有の艶のある暗褐色の樹皮で、 少しばかりの短めで横向きの 皮 目 (ひもく)がある。

2017.05.05 First making day [9w/97sr/602000]
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