イヌマキ(犬槇)
マ キ
ポドカルプス( マ キ )
Podocarpus macrophyllus
ポドカルプス・マクロフィルス
Japanese yew , Kusamaki ,
Buddhist pine , Southern yew
本州(関東以西)、四国、
九州、沖縄の暖地沿岸地方に自生
常緑高木
マ キ
ポドカルプス( マ キ )
Podocarpus macrophyllus
ポドカルプス・マクロフィルス
Japanese yew , Kusamaki ,
Buddhist pine , Southern yew
本州(関東以西)、四国、
九州、沖縄の暖地沿岸地方に自生
常緑高木
イヌマキは、材は堅く、樹脂が多いので水湿に耐えるため、
桶などに利用されていた。
耐風性があるので果樹園の防風林や生垣に多く用いられ
整枝と剪定によって庭木としても植えられていた。
雌雄異株で雄株の花は、一枚目(右上)
の画像のように尾状で3~5個が腋生する。
雌株の花は二枚目(左)の画像のように前年の枝の葉腋に単生し、
開花期は5~6月で10月に成熟(三枚目(左下))する。
種子は、長球形で青緑色、白粉をつける。
花床は肥大して倒卵形となり、紫紅色で多汁で甘く食用になる。
イヌマキは、私の子供の頃は「ホソバ」と呼んでいた。
見てのとおり葉が細長いことに由来していると思われる。
熟した実の紫紅色の部分は、前述したとおり、とても甘く、
よく採って食べていた。非常に懐かしい思い出である。
マキ属は、60~70種があり、日本、東アジアの暖帯、
マレーシア、インドシナ、東南アジア、ニューギニア、
ニュージーランド、南アフリカ、西インド諸島、
アフリカなど熱帯、亜熱帯、暖帯に分布する。日本には2種が自生する。
常緑の高木または低木である。葉は扁平で線形~卵形(まれに鱗片状)
で、らせん状に互生または対生する。
雌雄異株または同株である。雄花は葉腋に束生するか単生する。
雌花も腋生で有柄であり柄の上部が成熟すると肉質となる。
この柄の先に少数の苞鱗片があり、
その腋から種子鱗片がでて1個の倒生胚珠がある。
種子鱗片は成熟すると種子を包む。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]
本属の仲間は、
ナ ギ
を掲載している。