NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名ナ ギ(梛)
園芸(流通)名
別名
科マ キ
属(和名属)ポドカルプス( マ キ )
学名Podocarpus nagi
ラテン語読みポドカルプス・ナギ
英名Broadleaf pine
原産・分布地本州西部、四国、九州、南西諸島、台湾に分布
園芸上分類常緑高木


 ナギは、本州西部、四国、九州、南西諸島、 台湾に分布する常緑高木である。
 幹は直立し、高さ25mで胸高直径1.5mに達するものがある。
 分枝が多く、樹皮が紫褐色で滑らかであるが、 外皮が大きくはげ、そのあとは紅褐色となる。
 葉は対生またはやや対生し、広披針形、卵形、 長楕円型で角質で上面が濃緑色、下面がやや淡緑色で、 多数の並行脈がある。
 雌雄異株で、開花時期は5~6月である。 雌・雄花とも前年枝に腋生し、雄花(一枚目(右上)) は円柱形で黄白色で3~4個が束生する。 雌花は短柄上に単生し数片の小苞片がある。
 種子は球形の果実状で径10~15㎜で、 外種皮は藍青色で粉質を帯び、果肉がある。 内種皮は骨質で白色で10月に熟する。
 材は床柱、家具、彫刻材などに用いられ、 樹皮は多量のタンニンを含む。
 庭園樹とし、陰樹で耐暑性はあるが耐寒性が弱い。 寺院の境内には大木が植えられている。多くの園芸品種がある。

 本属の仲間は、  イヌマキ  を掲載している。

 マキ属は、60~70種があり、日本、東アジアの暖帯、 マレーシア、インドシナ、東南アジア、ニューギニア、 ニュージーランド、
南アフリカ、西インド諸島、 アフリカなど熱帯、亜熱帯、暖帯に分布する。日本には2種が自生する。
 常緑の高木または低木である。葉は扁平で線形~卵形(まれに鱗片状)で、 らせん状に互生または対生する。
 雌雄異株または同株である。雄花は葉腋に束生するか単生する。 雌花も腋生で有柄であり柄の上部が成熟すると肉質となる。
 この柄の先に少数の苞鱗片があり、その腋から種子鱗片がでて 1個の倒生胚珠がある。種子鱗片は成熟すると種子を包む。
[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]

1・2枚目画像撮影日(場所):2004.05.25 (浜名湖花博覧会[静岡県浜松市])

2015.07.04 First making day [5n/51na/220200]
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