(無し)
キ ク
エウパトリウム(ヒヨドリバナ)
Eupatorium rugosum
エウパトリウム・ルゴスム
White sanicle , White snakeroot
北アメリカに広く分布
多年草
キ ク
エウパトリウム(ヒヨドリバナ)
Eupatorium rugosum
エウパトリウム・ルゴスム
White sanicle , White snakeroot
北アメリカに広く分布
多年草
エウパトリウム・ルゴスムは、北はカナダのケベックからアメリカのバージニア、
ジョージア、アラバマ、ルイジアナ、テキサスに及ぶ広い地域に生息している。
高さ1.5mにもなる多年草で、有毛または無毛である。
葉は対生し、卵形で先がとがり鋭鋸歯がつき、葉柄から先端まで10~20㎝にもなり、
表面にしわがある。裏面の脈上には毛がつく。
茎頂および頂部の葉腋から出る長い花柄の頂部に散房状に頭花がつく。
頭花は小さく径8㎜くらいで二十数個つくのがふつうである。開花時期は、8月である。
あまり聞きなれない名前の花であるが、
フジバカマ
の仲間である。
ヒヨドリバナ属は、ユーラシア大陸と南北アメリカに分布し、
1000種以上が報告されている。
その中の大部分は南アメリカに産し、アジアには二十数種がある。
多年草または亜低木で葉は対生するかまれに離生し、
鋸歯があるかまたは種々に分裂する。
頭花(頭状花序)は小形で多数が散房状に配列し、
数個~十数個の筒状花だけからなる。
総苞は筒状で、総苞片はかわら重ね状に並び、
外片はだんだん小形になる。
花柱の先は2裂して長く花外につき出し、
鈍頭または扁平で、分枝の内側に柱頭部がある
果実は痩果で先端に冠毛があり、
ほぼ円柱状五角形で中に1個の種子がある。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]