NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名エノコログサ(狗尾草または犬子草)
園芸(流通)名
別名ネコジャラシ(猫じゃらし)
科イ ネ
属(和名属)セタリア(エノコログサ)
学名Setaria viridis
ラテン語読みセタリア・ヴィリディス
英名Green bristle grass
原産・分布地ヨーロッパ~東アジアに分布
園芸上分類一年草


 エノコログサは、ヨーロッパ~東アジアまで広く分布している。 日本でも全国の畑や道端に生育している。
 草丈50~80㎝で、葉は互生し、線形で質が薄い。 葉舌は発達しないので毛の列となる。
 花序は、密な、あるいは疎な穂状に小穂がつき、 全体に円柱状になる。小穂の長さは2~2.5㎜である。
 花穂は長さ3~6㎝で、小穂は1小花からなり、 柄の基部にのぎ状の剛毛が数本ある。花弁はない。
 花色は淡緑色である。開花時期は、8~11月である。
 和名は、円柱状の花穂を子犬の尾に見立てたところからついた。 また、別名は、穂でネコをじゃらすところからついた。

 エノコログサは、  ア ワ  の元ととなったものであるといわれている。 アワは日本ではあまり作られていないが、 中国ではたくさん作られており、栽培品種も数多くある。

 エノコログサ属は、 世界の熱帯から温帯にかけて140種ほどが分布している。
 一年草または多年草である。葉は線形~楕円形または 卵形まで変化に富み表面に縦じわの見られるものもある。


 花序は稈(かん)に頂生し、密なあるいは疎な穂状に小穂がつき、 全体に円柱状となる。
 小穂は苞頴(ほうえい)に抱かれた2個の小花からなる。
 下部の小花は不完全で、ときに雄しべがつき、 大きな護頴(ごえい)の内側には内頴がある。
 上部の小花は完全で、3個の雄しべと1個の子房があり、 花柱2個は離生で護頴は大きく横じわがあり、内頴は退化している。
 小穂の基部に長い剛毛がつき、小穂が直下の関節で脱落した後も残るので、 本属のよい特徴となっている。果実は頴果である。
[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]

1枚目画像撮影日:2003.07.21
2枚目画像撮影日:2005.07.11

2015.02.07 First making day [1a/14e/120000]
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