オウゴンガシワは、園芸品種であり、親種は、日本、朝鮮半島、
中国原産の落葉小高木のクエルクス・アリエナである。
オウゴンガシワは春の新葉が黄金色で美しく、多く生産・販売されている。
クエルクス・アリエナは、葉は大きく、倒卵形、長楕円状披針形で、
表面に光沢があり、葉縁に粗い欠刻がある。
コナラ属は、常緑または落葉の高木、ときに低木である。
葉は互生し、葉柄は短いかほとんどない。
また羽状脈が明らかであり、鋸歯縁または全縁である。
雌雄異株で、雄花は多数か尾状の穂状花序をなし、
下垂し、花被は4~7裂、雄しべは4~12個ある。
雌花は単性または少数が穂状花序をなし、雌しべは1~2個ある。
果実は総苞に下部を包まれた球形または円柱形の堅果である。
この総苞には鱗片があるが、かわら重ね状に並ぶか、
あるいは合生して同心の輪を形成する。
北半球の温帯から熱帯にひろく分布し、およそ300種以上が知られ、
北は落葉樹が、南は常緑樹が多く、ともに森林の重要な構成種となり、
後者はアジア東部の照葉樹林の中心となっている。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]
本属の仲間は、
ウバメガシ を掲載している。