オカトラノオ(丘虎尾)
サクラソウ
リシマキア(オカトラノオ)
Lysimachia clethroides
リシマキア・クレトロイデス
Gooseneck
北海道、本州、四国、九州、
朝鮮半島、ウスリー、中国、インドシナに分布
多年草(地下茎)
サクラソウ
リシマキア(オカトラノオ)
Lysimachia clethroides
リシマキア・クレトロイデス
Gooseneck
北海道、本州、四国、九州、
朝鮮半島、ウスリー、中国、インドシナに分布
多年草(地下茎)
本種の和名は、花の姿を虎の尾に見立てたことに由来する。
花は白色で径8~12㎜と小さく、茎頂に密な総状花序がつき、
花序の上部は下垂している。開花時期は夏である。
花序は10~20㎝であるが、果時には40㎝にもなる。
秋になると葉は美しく紅葉し、冬には球形の果実をつける。
本属の仲間は、
ヌマトラノオ 、
リシマキア・イエロー・ボール
を掲載している。
オカトラノオ属は、北半球を主体にして、
アフリカ、南アメリカ、オーストラリアなどに、
約200種が分布する一年草または多年草である。
しかし、その中で園芸的観賞価値のあるものは数種に限られている。
日本には、オカトラノオ、クサレダマ、
コナスビなそ15種が自生している。
オカトラノオ、クサレダマの自生品は茶花として使われることがあり、
最近ヨーロッパでも花壇に栽培されている。
耐寒性が強く、草丈の低いものが多い。
茎は直立するかほふくする。葉は対生、互生あるいは輪生し、
全縁で細かい腺点がつくのがふつうである。
花は葉腋あるいは茎頂に単生または総状につき、
ときに散房または円錐状に集まり、花色は白、赤、紫、黄色と多彩である。
萼はふつう5~6全裂し宿存する。花冠は鐘状で5~6裂し、花筒は短い。
雄しべは花筒につき5~6個あり、花柱は1個ある。
果実は球状の蒴果で5室に分かれている。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]
【追記】
オカトラノオ属は、APGⅡでヤブコウジ科に変更になったが、
APGⅢで再びサクラソウ科に戻った。