ヌマトラノオ(沼虎尾)
サクラソウ
リシマキア(オカトラノオ)
Lysimachia fortunei
リシマキア・フォルツネイ
(Unknown)
日本、朝鮮半島、中国の湿地に分布
多年草
ヌマトラノオは、オカトラノオの仲間で、
オカトラノオが乾燥地に生育するのに対し、
湿地に生育するのがヌマトラノオである。
花姿はオカトラノオに似るが、オカトラノオは
花序の先端が垂れるのに対し、ヌマトラノオは
花序の先端は垂れない。
本属の仲間は、
オカトラノオ 、
リシマキア・イエロー・ボール を掲載している。
画像(右上)は、広島県人さんが「夏の花々」のタイトルで、
次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
『 毎年見たくなる花を見に朝7時過ぎに出かけました。
今年もこの花たちに出会うことが出来ましたよ。
スズサイコ 、
ヤチシャジン 、
ミズギボウシ 、
ヌマトラノオ 』
オカトラノオ属は、北半球を主体にして、
アフリカ、南アメリカ、オーストラリアなどに、
約200種が分布する一年草または多年草である。
しかし、その中で園芸的観賞価値のあるものは数種に限られている。
日本には、オカトラノオ、クサレダマ、
コナスビなど15種が自生している。
オカトラノオ、クサレダマの自生品は茶花として使われることがあり、
最近ヨーロッパでも花壇に栽培されている。
耐寒性が強く、草丈の低いものが多い。
茎は直立するかほふくする。葉は対生、互生あるいは輪生し、
全縁で細かい腺点がつくのがふつうである。
花は葉腋あるいは茎頂に単生または総状につき、
ときに散房または円錐状に集まり、花色は白、赤、紫、黄色と多彩である。
萼はふつう5~6全裂し宿存する。花冠は鐘状で5~6裂し、花筒は短い。
雄しべは花筒につき5~6個あり、花柱は1個ある。
果実は球状の蒴果で5室に分かれている。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]