










種の形容語の「ハラパ」は、メキシコのベラクルス州の都市ハラパの名にちなむといわれるが、
また、 Ipomoea purga などの根から製する下剤を
jalap といい、本種の根をその代用にするからともいわれている。
オシロイバナは、熱帯アメリカ原産の多年草であるが、園芸上は一年草として取りあつかわれている。
草丈は60~100㎝でよく分枝して茂る。葉は卵形で濃緑色である。
長さ2.5~5㎝になる芳香のある花を散房花序につける。
花色は赤、桃、白、赤紫、黄、絞り、染分けと多彩である。
花は午後4時ごろを過ぎると開花を始め、明け方には閉じるので、
Four-o'clock という英名がつけられた。
和名は、黒色の果実を押しつぶすとおしろい状の胚乳があらわれることに由来する。
オシロイバナの別名は、ユウゲショウ(夕化粧)であるが、
本来、和名がユウゲショウの植物は、アカバナユウゲショウ(赤花夕化粧)である。
しかし、オシロイバナの別名のユウゲショウの方が一般的になってしまったため、
本来のユウゲショウは
アカバナユウゲショウ と呼ぶようになった。
一枚目は、花色が染分けであり、二枚目は白色、三枚目は赤色と多彩である。

三枚目(左)は、 briboo さんが、
「多勢に…」のタイトルで、
次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
『 同じ花なのにピンクばかり咲いているのが面白くて取りました。
題して『多勢に無勢』です^^』
オシロイバナ属は、熱帯アメリカとヒマラヤに12種が原産する
多年草または一年草であり、そのうちの2種が栽培されている。
地下部はしばしば肥大し、ゴボウ状の 直根となり、
茎はふつう分枝し節でふくらむことが多い。
葉は対生し、茎の下部の葉は有柄であるが、
上部の葉はときに無柄となる。
花は花冠を欠いており、萼が色づいて発達し花冠状となっている。
基部にある緑色の萼状のものは総苞で5深裂する。
萼は漏斗状から管状、鐘状あるいは車状となり筒部は長い。
花は腋生で、1~数個が散房状あるいは円錐状に集まっている。
萼の舷部は開出して5浅裂し、子房を包む基部は宿存する。
雄しべは3~6個で花糸は無毛で基部は合着する
花柱は1個で細長い。果実は楕円状~球状の痩果で粉質の胚乳を多く含み、
表面は平滑かあるいは乳頭状突起があり、
しばしば稜や隆条が見られる。
総苞が花後に発達して、果実に5個の隆条があるものを別属
( Oxybaphus )として分ける見解もある。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )、
花の名前(植村猶行監修:NHK出版)]