キバナコスモスは、メキシコ原産で、草丈1~2mくらいでよく分枝し、
葉はまばらに羽裂し、裂片の幅が広い。
辺花は一重または二~三重の半八重咲きで、丁字咲きの花形はない。
花色は黄色と橙黄色、さらに園芸品種には朱赤色がある。
本種は元来の短日性がうすれてかなり夏咲き性が強くなり、
盛夏期でもよく開花し結実する。
園芸品種も多く作り出されており、
日本で改良された朱赤色のサンセットが発表されて、
黄色と橙黄色しかなかったキバナコスモスが、
花壇などに広く利用されるようになった。
コスモス属は、アメリカ大陸のアリゾナからボリビアにいたる地域に分布し、
とくにメキシコには20種あまりが野生種があるといわれる。
園芸的に利用されているものは2~3種にすぎず、
主として花壇、一部切り花にされる。
一年草または多年草である。葉は羽状で対生する。
頭花(頭状花序)は単生または円錐状に集まり、
舌状の辺花(雌性)と筒状の心花(両性)からなる。
総苞片は2列に並び基部は癒合している。
痩果の先端は嘴(くちばし)状である。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )、
花の名前(植村猶行監修:NHK出版)]
本属の仲間は、
コスモス 、
コスモス・イエロー・キャンパス 、
チョコレートコスモス
などを掲載している。