キンセンカ(金盞花)
トウキンセン(唐金盞)
キ ク
カレンドゥラ(キンセンカ)
Calendula officinalis
カレンドゥラ・オッフィキナリス
Common marigold , Pot marigold
南ヨーロッパ原産
耐寒性一年草
トウキンセン(唐金盞)
キ ク
カレンドゥラ(キンセンカ)
Calendula officinalis
カレンドゥラ・オッフィキナリス
Common marigold , Pot marigold
南ヨーロッパ原産
耐寒性一年草
キンセンカは、南ヨーロッパ原産で花壇、
切り花用としてもっとも普通に栽培されている
耐寒性の一年草である。
茎は直立性でよく分枝し草丈30~60㎝である。
花は頭花で径約10㎝である。園芸品種は八重咲きで、
淡黄色と橙黄色とがある。開いた花は夜間に閉じる。
開花時期は、ふつうは3月中旬~5月である。
日本では早くから品種改良が進められ、
戦前に輸入されたものを国内で改良したものが、
現在の中安(なかやす)系、むらじ系、心黒(しんくろ)系である。
近年は花壇用、鉢植用の矮性品種も多く作り出されており、
また輸入も盛んで、とくに花壇品種が多い。
キンセンカは、園芸品種がたくさん作り出されており、
ここに掲載した画像も園芸品種と思われる。
特に二枚目(左上)は、花色が鮮橙黄色の八重咲きであり、園芸品種の
cv. Campfire
(キャンプファイア) の可能性が高い。
キンセンカ属は、カナリア諸島からペルシアにかけて15種が分布する。
耐寒性の一年草または多年草で、鉢植えや切り花に栽培される。
茎葉は腺質の軟毛があり、独特の臭気がある。
葉は披針形ないし楕円形で互生し、葉縁は鋸歯状である。
頭花(頭状花序)は単生し、
総苞は1~2列で総苞片の縁は乾膜質となり
しばしば鱗片状に深裂する。
心花は筒状で両性であるが不稔性である。
辺花はふつう舌状で雌性で稔性がある。
痩果は無毛で湾曲し冠毛を欠く。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )、
花の名前(植村猶行監修:NHK出版)]