NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名キンセンカ(金盞花)
園芸(流通)名
別名トウキンセン(唐金盞)
科キ ク
属(和名属)カレンドゥラ(キンセンカ)
学名Calendula officinalis
ラテン語読みカレンドゥラ・オッフィキナリス
英名Common marigold , Pot marigold
原産・分布地南ヨーロッパ原産
園芸上分類耐寒性一年草


 キンセンカは、南ヨーロッパ原産で花壇、 切り花用としてもっとも普通に栽培されている 耐寒性の一年草である。
 茎は直立性でよく分枝し草丈30~60㎝である。
 花は頭花で径約10㎝である。園芸品種は八重咲きで、 淡黄色と橙黄色とがある。開いた花は夜間に閉じる。
 開花時期は、ふつうは3月中旬~5月である。

 日本では早くから品種改良が進められ、 戦前に輸入されたものを国内で改良したものが、 現在の中安(なかやす)系、むらじ系、心黒(しんくろ)系である。 近年は花壇用、鉢植用の矮性品種も多く作り出されており、 また輸入も盛んで、とくに花壇品種が多い。

 キンセンカは、園芸品種がたくさん作り出されており、 ここに掲載した画像も園芸品種と思われる。
 特に二枚目(左上)は、花色が鮮橙黄色の八重咲きであり、園芸品種の cv. Campfire (キャンプファイア) の可能性が高い。

 キンセンカ属は、カナリア諸島からペルシアにかけて15種が分布する。 耐寒性の一年草または多年草で、鉢植えや切り花に栽培される。
 茎葉は腺質の軟毛があり、独特の臭気がある。
 葉は披針形ないし楕円形で互生し、葉縁は鋸歯状である。
 頭花(頭状花序)は単生し、 総苞は1~2列で総苞片の縁は乾膜質となり しばしば鱗片状に深裂する。
 心花は筒状で両性であるが不稔性である。 辺花はふつう舌状で雌性で稔性がある。 痩果は無毛で湾曲し冠毛を欠く。

[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )、
     花の名前(植村猶行監修:NHK出版)]


 本属の仲間は、   フユシラズ  を掲載している。

 なお、「  ゴジカ  」の別名が、「キンセンカ」であるが、漢字では「金銭花」と書き、 本種の「キンセンカ(金盞花)」とは、
漢字が1文字異なっているのみであり、混同しないこと。

1枚目画像撮影日:2004.04.03
2枚目画像撮影日:2009.03.15
3枚目画像撮影日(場所):2010.04.25(花ひろば[愛知県南知多町])

2015.03.03 First making day [2k/22ki/143100]
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