ギンヨウアカシア(銀葉アカシア)
マ メ (ネムノキ亜科)
アカシア(無し)
Acacia baileyana
アカシア・ベイリアナ
Golden mimosa , Cootamundra wattle
オーストラリア南東部原産
常緑小高木
マ メ (ネムノキ亜科)
アカシア(無し)
Acacia baileyana
アカシア・ベイリアナ
Golden mimosa , Cootamundra wattle
オーストラリア南東部原産
常緑小高木
ギンヨウアカシアは、オーストラリア南東部原産の常緑小高木で、
高さ5~10mになる。
葉は銀灰色で、和名はこの葉の色にちなむ。
花は黄金色で、球形の頭状花序を長さ5~10㎝の総状につけ、
葉より長くなる。
開花時期は2月下旬~3月上旬で、豆果は扁平で、
長さ約7㎝で幅約1㎝の赤褐色である。
強く刈り込んでおくと、樹齢を長くすることができる。
暖地では庭木、切り花用として、しばしば栽培される。
三枚目(左)は、豆果であり、本属がマメ科の植物であることがよくわかる。
アカシア属は、世界に約600種があり、
おもに南半球の熱帯、亜熱帯に広く分布している。
とくにオーストラリアでは種類が多く、
A. pycnantha (A.ピクナンタ)
が国花と国樹に指定されている。オーストラリアでは、
本属の植物を「ワットル」( wattle )
とよぶが、これは「編み枝」を意味する語で、開拓時代に入植者が、
家の壁や垣根をこの枝で編んで作ったからである。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )、
花の名前(植村猶行監修:NHK出版)]
この植物も花や葉がよく似た種が非常に多くあり、種を特定するのが難しい植物である。
私の図鑑にも30種が掲載されており、その花の色はほとんどが黄色である。また、
花も球状の花が房状についたものが多く、区別するのが難しい。
また、アカシア属で一般名としてよく出回っている植物に「ミモザ」があるが、
ミモザは和名の
フサアカシア
の英名および仏名が、 mimosa であり、
その呼び名からきたものと思われる。
ミモザをギンヨウアカシアの別名としていることも見受けられるが、
ここでは私の図鑑に基づき「ミモザ」は、
フサアカシアの英名および仏名の日本語読みとして取り扱うこととした。