クスノキは、日本の暖地、中国、ベトナムに分布し、
樹高は15~30mにもなり、幹周り10~15mの巨木もある。
神社や寺などには樹齢数百年に達するものもある。
開花時期は、5月で円錐花序に淡黄色の小さな花をつける。
果実は径8㎜内外で秋に1花序当り3~7個の果実をつける。
日本では街路樹や庭木としてふつうに利用されているほか、
建築材や家具材としても重要である。
クスノキ属はアジアおよびオーストラリアに250種が分布し、
そのうち日本には3種が分布する。日本では暖地の庭木、
薬用、香料として利用する。
葉は対生または互生し、革質で光沢がある。
開花時期は4~5月で、花は小形で両性まれに雑居性である。
ふつうは頂生または腋生の円錐花序につく。
花被片は6個で、雄しべは12個あり、3個ずつ4輪に配する。
内側2輪のうち外側のものは腺体を有し、
内側のものは仮雄ずいに退化している。
果実は液果で秋に黒熟し、基部は杯状の花床に包まれる。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]
本属の仲間は、
ニッケイ
を掲載している。