NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名グ ミ(茱萸)
園芸(流通)名
別名
科グ ミ
属(和名属)エラエアグヌス( グ ミ )
学名Elaeagnus spp.
ラテン語読みエラエアグヌス(属の総称)
英名( Unknown )
原産・分布地南ヨーロッパ、アジア、北アメリカに分布
園芸上分類落葉または常緑低木

 グミ属は、約60種が南ヨーロッパ、アジア、北アメリカに分布し、東アジアに多い。 落葉または常緑の低木、小高木で、枝はしばしば刺枝に変化する。


 花は放射相称で、両性ときに雌雄雑居性で、葉腋に単生または総状に束生する。
 萼は筒状で鐘形、管形などになり、先は4裂し基部は子房と合着する。
 花弁のように見えるのは萼片で、花弁がないのが特徴である。
 果実は有柄で下垂し、球形または楕円形である。
 和名は、「ぐい(有刺植物)の実」の意味からきたといわれている。

 一枚目(右上) は、4月の花であり、アキグミ節の品種である。
 二枚目(左上) は、3月の花が終わったばかりのできたての実であり、 ナワシログミ節の品種である。


 三枚目(左) は、野の調べさんが、「グミ」のタイトルで、
次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
 『 先日、赤く熟れた丸い小さな果実を枝いっぱいに
  付けたグミに出合いました。食べてみると甘酸っぱい
  味でしたがジューシーでした。葉の裏側は、鱗片が密に
  つき、銀色みたいで、友人は押し花に使うそうです。』

 四枚目(左) も、野の調べさんが、「グミの花」のタイトルで、
次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
 『 確か6月頃、真っ赤に熟した実を見つけ嬉しくてちぎって
  口にすると甘酸っぱい味だったのですが、先日、
  グミの花に出合いました。小さい地味な花で見落とす
  ところでした。グミは実は知ってましたが、
  花も咲くのですね。当たり前のことなのですが・・・。』



 グミ属は、大別すると2節に分けられる。
 常緑性のナワシログミ節は、葉が厚く、花期は秋から冬で、 果実は春から夏に熟成する。品種としては、「ナワシログミ」、 「ツルグミ」、「オオバツルグミ」、「マルバグミ」などがある。
 落葉性のアキグミ節は、葉がやや薄く、花期は春から夏で、 果実は初夏から秋に成熟する。品種としては、「アキグミ」、 「ナツグミ」、「ヤナギバグミ」、「ギンヨウグミ」、「マメグミ」、 「トウグミ」、「ダイオウグミ(  ビックリグミ )」、 「イスズグミ」、「ナツアサドリ」などがある。
[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]

 野の調べさんが、送ってくれたグミは、 投稿内容からナワシログミ節の「ナワシログミ」の可能性が高い。

 五枚目(左) は、初夏の6月に熟した実であり、アキグミ節の品種である。
 実の形から「トウグミ」 Elaeagnus multiflora var. hortensis (エラエアグヌス・ムルティフロラ(変種)ホルテンシス)のようである。
 トウグミは、ナツグミの変種で、一般的によく見るグミである。

 六枚目(左) は、二枚目と同じ日に写した樹形全体の画像である。

  1枚目画像撮影日:2007.04.21
2・6枚目画像撮影日:2005.03.02
  3枚目画像投稿日(投稿者):2004.06.18(野の調べさん)
  4枚目画像投稿日(投稿者):2004.11.16(野の調べさん)
  5枚目画像撮影日:2006.06.14

2015.03.11 First making day [2k/23ku/148300]
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