ケシ属は、約60種が知られ、ほとんどが旧世界に分布し、
少数が北アメリカ西部に分布する。
一年草、多年草まれに亜低木で白色の乳液を持つ。
葉は無刺で分裂し、互生する。
花は放射対相称で単生し、蕾のときは下を向いている。
萼片は2個で離生し、開花にともなって落ちる。
花弁は4枚で距を欠き、蕾の時期にはしわが寄っている。
花色は白、赤、黄などである。雄しべは多数である。
柱頭は盤状で、胎座は4~15個である。
果実は球状または円柱状の蒴果で柱頭直下の側面上部に孔開して種子を出す。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )、
花の名前(植村猶行監修:NHK出版)]
ケシ属の P. somniferum
(P.ソムニフェルム) が、和名の「ケシ」であるが、日本では栽培が禁止されている。
画像のケシは、おそらく P. orientale cv.
(P.オリエンタレ) で、和名の「オニゲシ」の園芸品種と思われる。
本属の仲間は、
ポピー を掲載している。