コバンソウは、ヨーロッパ原産で、
明治に渡来し観賞植物として栽培した一年草の帰化植物である。
根茎は細くて直立し、高さ40㎝くらいである。
茎頂にまばらな円錐花序をだし、
分枝した先端に大形の小穂を下げる。
小穂は扁平であるが厚く、卵形楕円形で長さは1~2㎝で、
幅1.2㎝内外である。
小穂は初めは緑色であるが、熟すると黄緑色になって美しい。
小花は15個左右に並列する。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )、
花の名前(植村猶行監修:NHK出版)]
同属に小穂が少し小さい ヒメコバンソウ がある。
二枚目(左上) は、野の調べさんが、次のコメントをつけて、
私に送ってくれたものである。
『 穂の形が小判に似ているから「コバンソウ」と名前がついたそうです。
こぼれ種でしょうかコバンソウが次から次に咲き出しました。
細い柄につり下がった穂、穂を垂れて風が揺れるたびに
フワフワして気持ちよさそうです。』