アキギリ属は、温帯、熱帯を通じて約
500種以上が広く分布しているといわれ、
とくに地中海沿岸およびメキシコが多く、
日本でもアキギリ、コトジソウ、
アキノタムラソウなどが自生している。
多くは半耐寒性の一年草または多年草で、
ときに亜低木、低木となる。
おもに花壇に栽培されるが、切り花、
香辛料、薬用に利用されることもある。
花は花軸に偽輪生して輪散花序につく。
萼と花冠はともに筒状で2唇形となる。
シソ科の雄しべは基本的には5個であるが、
ふつう1個は退化する。本属はさらに2個が退化し、
送粉に適応した形に変化した2個の完全雄ずいのみが見られる。
1花の開花日数は短く、2~3日である。
種子の形は胡麻の種子に似て、長さ3㎜、
幅が1.5㎜の大きさで、全面に不整形の濃黒褐色の斑点がある。
現在、観賞用として栽培されている多くの種類は、
中・南アメリカのメキシコおよびブラジル原産のものである。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) 、
花の名前(植村猶行監修:NHK出版)]
サルビアは、ふつうは一年草または多年草であり、ときに亜低木、
低木となることもあが、今後各品種の区分はすべて「草花」で統一した。
本属の仲間は、
チェリー・セージ 、
メドーセージ 、
アキノタムラソウ を掲載している。
なお、サルビアの各品種は、
名前の索引
から参照のこと。