ヒシバデイコ(菱葉梯梧)
マ メ ( マ メ 亜科)
エリスリナ(デイコ)
Erythrina × bidwillii
エリスリナ・ビドウィリー(交配)
( Null )
交配種
落葉低木
サンゴシトウは、イギリス人植物学者のビドウィル氏がオーストラリアで、
E. herbacea
(E.ヘルバケア) と E. crista-galli
(E.クリスタ-ガリ[アメリカ・デイコ])
を交配して作り出したものである。
高さ4m前後になり幹は滑らかで刺がない。
花は頂生の総状花序につく。
花序軸は暗赤紫色で長さ50~100㎝である。
花はペンシル形で鮮濃赤色をして美しく、
旗弁は5㎝で長楕円形でわずかに開出する。
結実はまれであるが、莢や種子はアメリカデイコに似ている。
九州南部では剪定により年3~4回開花する。
デイコ属は、ユーロッパ大陸を除く各大陸の熱帯、
亜熱帯に分布し、約100種が知られている。
落葉性の高木か低木でまれに木質の根をもつ多年草の草本で、
多くは幹や枝に刺が有る。葉はらせん状につき、3出複葉である。
小葉は全縁で披針形、楕円形ほぼ円形などとなり、
頂小葉は側小葉より大きく形は多少異なっている。
小葉柄には腺がある。
総状花序を頂生または腋生し、
花冠は蝶形で多くは赤色であるが、橙、黄、白色のものもある。
萼は5歯があるか全縁となり、鐘状あるいは筒状であるが、
しばしば2唇形を呈し、
ときに片方が発達して仏炎苞状となることがある。
旗弁は大形で狭楕円形からほぼ楕円形で多くは開出するか反曲しているが、
開出せずに翼弁や舟弁を包み込むこともある。
2個の舟弁は旗弁より短いか同じ長さで、
隣接する縁辺が合着するかまたは分離する。
翼弁も2個あるが小形である。雄しべ10個はすべて合着するか、
1個のみ離生し長さは不同である。
雌しべは1個で湾曲し、雄しべより長いかまたは短い。
子房は胚珠を多く含む。
豆果は扁平か円柱形で種子間にくびれがあるものとないものがある。
種子はアズキ形で多くは赤色系であるが、茶褐色、
黒色のものがあり、また斑紋のあるものもある。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )]
本属の仲間は、
アメリカデイコ を掲載している。