シルバープリペットは、園芸品種であり、 親種は中国原産の常緑低木である。
　シルバープリペットはプリペット (イボタノキ属の英名をプリペットという）の斑入り品種である。
　一年を通して斑入りの葉が美しい品種である。
　非常に萌芽力が強いことから庭の生垣や寄せ植えに最適である。
　６～７月に掛けて白い花が穂状に咲き、芳香もある。
　胡椒のような黒い実が９～11月ごろに成熟する。
　樹高２m程度とあまり縦に大きくならないので、低い生垣に多用される。

　イボタノキ属は、ヨーロッパおよびアジアの温帯と暖帯、マレーシア、 オーストラリアなどに分布し、約50種があり、日本に７種がある。 常緑または落葉性の低木または高木である。葉は対生し、全縁である。
　花は頂生の円錐花序または総状花序につく。 花冠は小形で白色で、漏斗状または筒状で、先端が４裂する。
　果実は石果状でやや液質で、紫黒色となり１～３個の種子がある。 花には特有の香りがある。
[ 引用 ： 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修：小学館発行 ) ]