NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名ジャコウアオイ(麝香葵)
園芸(流通)名
別名
科アオイ
属(和名属)マルウァ(ゼニアオイ)
学名Malva moschata
ラテン語読みマルウァ・モスカタ
英名Musk mallow
原産・分布地ヨーロッパ中・南部原産
園芸上分類多年草


 ジャコウアオイは、ヨーロッパ中・南部原産の多年草で、 日本にも帰化しているという報告がある。
 高さ30~60㎝で茎は直立し、全体に粗毛を散生する。
 根出葉は円形で浅裂するものが多く、茎葉は5深裂し、 裂片はさらに細かく1~2回深裂する。
 花期は7~9月で、上部の葉腋につき、 花色は白色または淡紅色でほのかに麝香の芳香があり、 径5㎝くらいになる。
 分果の背面に長毛が密に生える。


 一・二枚目(右上・左上)は、こまさんが、 「名前が・・・・」のタイトルで、次のコメントをつけて、 私に送ってくれたものである。
 『 良く見かける花なのですが名前がわかりません。 道端に雑草のように咲いていました。
  背丈は2mはあります。あまり綺麗なので写して見ました。 花はモミジアオイのようです。』

 ということで、色々調べた結果、花の形・色・ 雄しべの特徴などから「ジャコウアオイ」にたどり着いた。
 しかし、草丈が2mほどあるということと、 写真で確認できる葉の形が「ジャコウアオイ」 とは少し異なっている点などから、
100%「ジャコウアオイ」であるとは言い難い。
 ほかに考えられるのは、ハナアオイ属 ( Lavatera) の品種が草丈が近く、花姿もにており、 可能性は高いが、確証は得られていない。
 以上のことから、本種は今後の検討対象である。

 ゼニアオイ属は、南ヨーロッパ、アフリカ北部、 温帯アジアに約30種が分布しているが、 日本には1種も自生していない。
 一・二年草または多年草で、 葉は互生し掌状に浅裂または深裂する。
 花は腋生または頂生で、単生、束生、 あるいは総状花序につく。萼は5裂し、 ふつう3個の副萼片がある。
 花弁は5枚で、雄しべは多数あり、 合生して雄ずい筒をつくり、花柱を包む。
 葯は雄ずい筒の先端に集まる。花柱は心皮と同数あるが、 基部は合生し花柱分枝は糸状である。
 果実は分果よリなり、それぞれに1個の種子を含む。
[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]

 本属の仲間は、   ゼニアオイ  を掲載している。

1・2枚目画像撮影日(投稿者):2005.07.23(こまさん)

2016.01.28 First making day [3s/32si/178500]
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