ゼニアオイ(銭葵)
アオイ
マルウァ(ゼニアオイ)
Malva sylvestris var. mauritiana
マルウァ・シルウェストリス(変種)マウリティアナ
Mallow
基本種は南ヨーロッパ原産
二年草ときに多年草
アオイ
マルウァ(ゼニアオイ)
Malva sylvestris var. mauritiana
マルウァ・シルウェストリス(変種)マウリティアナ
Mallow
基本種は南ヨーロッパ原産
二年草ときに多年草
ゼニアオイは、南ヨーロッパ原産のウスベニアオイの変種であり、
二年草ときに多年草である。
高さ60~150㎝で茎は直立し、円柱形で、
基本種には粗毛があるが、本種は無毛である。
葉は、基本種が5~9深烈すのに対し、
本種の葉は広心形で浅裂する。
花は紅紫色で濃い。開花は初夏から秋までつづく。
江戸時代に渡来した古い栽培種である。
和名は花あるいは果実の形を銭に見立ててつけられた。
園芸的な改良は少なく、花の色に少し変化があるくらいで、
現在栽培されているものは原種そのままのものが多い。
ゼニアオイ属は、南ヨーロッパ、アフリカ北部、
温帯アジアに約30種が分布しているが、日本には1種も自生していない。
一・二年草または多年草で、葉は互生し掌状に浅裂または深裂する。
花は腋生または頂生で、単生、束生、あるいは総状花序につく。
萼は5裂し、ふつう3個の副萼片がある。
花弁は5枚で、雄しべは多数あり、
合生して雄ずい筒をつくり、花柱を包む。
葯は雄ずい筒の先端に集まる。花柱は心皮と同数あるが、
基部は合生し花柱分枝は糸状である。
果実は分果よリなり、それぞれに1個の種子を含む。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )]
本属の仲間は、
ジャコウアオイ を掲載している。