キミカゲソウ(君影草)
ユ リ ➡ キジカクシに変更(APGⅢ)
コンウァラリア(スズラン)
Convallaria keiskei
コンウァラリア・ケイスケイ
( Null )
本州中部以北の山々に分布
多年草(根茎)
一枚目(右上)は、 hiro&shii
さんが、次のコメントをつけて、
私に送ってくれたものである。
『 わがやの庭のスズランが満開になったのでお届けにまいりました。
今日は雨で寒いですが・・・
スズランに誘われて傘さして見にでかけてしまうわたしです。』
二枚目(左)は、こまさんが、『 庭のスズラン置いていきます』
とのコメントを
つけて、私に送ってくれたものである。
hiro&shii さん、 こまさんのお二人とも、庭にスズランが咲いている景色は素敵ですねぇ。
三枚目(左)は、 Junko
さんが、「マクロの世界拝見」のタイトルで、
次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
『 マクロにチャレンジしてみましたがダメでした。ムズカシイですね。
そこで小さな 『 すずらん 』 を置いて行きます。』
ということで、私が作った「マクロの世界」 というページを見られた感想のお礼に、 スズランをいただいたものである。
スズランは、本州中部以北の山々に分布する多年草である。
種小名(種小辞、種の形容詞)のケイスケイは、
植物学者の伊藤圭介(1803-1901)の名にちなむ。
また、別名の「君影草」の由来は諸説ある。
本種は、本州中部以北に分布するが、
とくに北海道に多く自生し、郷土の花とされている。
日本のほか、サハリン、朝鮮半島、中国、
東シベリアにも分布している。
花茎は葉より短く、高さ20~35㎝ほどで長さ
5~10㎝の総状花序に10花ほどをつける。
スズラン属は、ヨーロッパ、アジア、
北アメリカに3種が分布する。根茎をもつ多年草である。
長さ15㎝で幅5㎝ほどの長楕円形の葉を2枚もち、
長い葉柄は抱き合ってその下部は膜質の梢状葉に包まれている。
晩春この梢状葉腋から30㎝ほどの花茎を伸ばし、
長さ7㎜ほどの芳香のある釣鐘状の小さな白花を
10花ほど下向きに総状につける。
花冠は6裂して裂片は反曲し、雄しべは6個ある。
雄しべは6個あり、果実は赤色の液果である。
全草にコンバラマリン、コンバラリン、
コンバラトキシンなどの配糖体を含み、有毒であるが強心、
瀉下(しゃげ:下剤、便秘薬のこと)の作用をもつ。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )、
花の名前( 植村猶行監修:NHK出版 )]
スズランの仲間には、ヨーロッパ原産でアメリカ東部に野生化している
「
ドイツスズラン 」という品種があり、
ドイツスズランは花茎と葉が通常同じ高さになり、
花が大きく、香りも強いのが特徴であるが、
一見しただけでは間違えやすいので注意のこと。
【追記】
スズラン属は、APGⅡ
でリユリ科から分離し、新設のスズラン科となったが、
APGⅢ
でキジカクシ(クサスギカズラ)科に統合され、キジカクシ(クサスギカズラ)科
(キジカクシ(クサスギカズラ)目)のスズラン亜科に変更になった。