ドイツスズラン(ドイツ鈴蘭)
ユ リ ➡ キジカクシに変更(APGⅢ)
コンウァラリア(スズラン)
Convallaria majalis
コンウァラリア・マヤリス
Lily-of-the-valley
ヨーロッパ原産
多年草(根茎)
ユ リ ➡ キジカクシに変更(APGⅢ)
コンウァラリア(スズラン)
Convallaria majalis
コンウァラリア・マヤリス
Lily-of-the-valley
ヨーロッパ原産
多年草(根茎)
ドイツスズランは、ヨーロッパ原産で
北アメリカ東部に野生化する根茎をもつ多年草である。
園芸店で売られているのは本種で、日本の
スズラン
より花が大きく、香りも強く、葉に光沢があり、早出し栽培にも適している。
ヨーロッパでは5月祭に欠かすことのできない花である。
花茎は、通常葉と同じ高さになる。
園芸品種として、八重咲き、桃色花、紅色花、斑入り葉などが知られている。
スズラン属は、ヨーロッパ、アジア、
北アメリカに3種が分布する。根茎をもつ多年草である。
長さ15㎝で幅5㎝ほどの長楕円形の葉を2枚もち、
長い葉柄は抱き合ってその下部は膜質の梢状葉に包まれている。
晩春この梢状葉腋から30㎝ほどの花茎を伸ばし、
長さ7㎜ほどの芳香のある釣鐘状の小さな白花を10花ほど下向きに総状につける。
花冠は6裂して裂片は反曲し、雄しべは6個ある。
雄しべは6個あり、果実は赤色の液果である。
全草にコンバラマリン、コンバラリン、コンバラトキシンなどの配糖体を含み、
有毒であるが強心、瀉下(しゃげ:下剤、便秘薬のこと)
の作用をもつ。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )、
花の名前( 植村猶行監修:NHK出版 )]
【追記】
スズラン属は、APGⅡ
でリユリ科から分離し、新設のスズラン科となったが、
APGⅢ でキジカクシ(クサスギカズラ)科に統合され、
キジカクシ(クサスギカズラ)科(キジカクシ(クサスギカズラ)目)のスズラン亜科に変更になった。