セイヨウキランソウは、ヨーロッパ原産の常緑多年草である。
代表的なカバープラントとして世界各地に普及している。
下部の葉は倒卵形から長楕円型で基部は狭まって長い葉柄に翼状となり、
十数個がロゼット状につく。
花は青色で長さ15㎝ほどの穂状花序につく。
まれに桃色や白色の花もある。
葉状の苞はしばしば青みがかる。
開花は5月上旬で、花後に株は衰退してしまうが、
その周辺には新緑が広がって美しいカーペットを形成する。
本種には、斑入りや紅紫色のものなど、
葉色の変化が多く、花色の変わったものもあり、
園芸品種が多く作り出されている。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )]
本種の別名を、「セイヨウジュウニヒトエ(西洋十二単)」
とする説もあるが、ここでは私の図鑑に基づき別名とはしないこととした。
本属の仲間は、
ヒメキランソウ を掲載している。