センペルセコイア、セコイアスギ(セコイア杉)、
セコイア、セコイアメスギ(セコイア雌杉)、
レッドウッド、アメリカスギ(アメリカ杉)
ヒノキ(セコイア亜科)
セコイア( 無 し )
Sequoia sempervirens
セコイア・センペルウィレンス
coast redwood , redwood
北アメリカ西部原産
常緑針葉高木
センペルセコイアは、樹皮は赤褐色で厚く、
材は暗赤色でやわらかく、耐久性がある。
鱗片状の葉は卵形から長楕円形で、
長さ6~12㎜、先はとがる。
2列生するは葉は線形、または線状披針形で、
長さ2.5㎝くらいになる。
雄花は小さい。球果は卵形で長さ18~25㎜、
鱗片は15~20個ある。種子の翼は種子より幅が狭い。
セコイア属は、北アメリカ西部原産の常緑針葉高木で、
1種からなる単型属である。
現在ではカリフォルニアからオレゴン南部にかけての
沿岸地帯に分布するのみであるが、
かつて第三紀(約6500万年前~200万年前)には、
祖先種と共に地球上に広く分布していたことが化石から認められている。
現存する木本の中では、エウカリプツス・レグナンス
[Eucalyptus regnans]
とともに一、二を争う樹高をもつことで有名で、
100mをこすものが知られている。寿命も長く、
一説に、推定最高樹齢は2000年といわれている。
葉は互生、2型あり、球果をつける枝条の先端部では鱗片状で、
いくらからせん状に配列し、ほかの葉は羽状に2列生する。
葉の裏面には2条の白い気孔帯がある。雌雄異株である。
雄花はらせん状に配列する多数の雄しべよりなり、
枝の上部の葉腋から出る小枝の先に単生する。
雌花序は枝の上部の側枝の先端に単生し、
らせん状に配列する各鱗片に3~7個の胚珠をつける。
球果はその年のうちに熟して木質化し、
伸びた側枝の先に垂れ下がる。
球果の鱗片はゆがんだ盾形で有翼の種子を含む。
庭木としては生長がきわめてはやく、
大きく育つため、公園風致木として利用される。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )]
セコイアといえば、
メタセコイア を思い出す方が多いとおもいますが、
メタセコイアは、ギリシア語の、「~の後に」の意味の
meta とセコイアに由来し、
化石植物としてしばしばセコイアと混同されていたのを、
後に区別したため、「メタセコイア」とつけられた。
また、セコイアが常緑樹に対し、メタセコイアは落葉樹である。
セコイア属は、スギ科とする見解もあるが、
ここではヒノキ科のセコイア亜科セコイア属とした。