ダイコンソウは、日本、中国に分布する多年草である。
雑木林などに生え、根出葉を広げた様子がダイコンに似るので、
和名がつけられた。葉縁に鈍鋸歯がある。
夏のころ60~80㎝の茎を立て、黄色い花を咲かせる。
ダイコンソウ属は多年草または極小低木で、
主として北半球の温帯から亜寒帯地域に約50種が分布し、
日本には5種が自生する。
葉は互生または根出し、羽状複葉が羽状深裂し、
ときに側小葉がごく小さくてほぼ頂小葉のみとなる。
茎葉を欠くこともある。
花は単生するか集散状につき、黄、白、
ときに赤である。
萼片は5個で副萼と互生する。花弁は5枚である。
雄しべは多数で離生し、花糸は花後も脱落しない。
心皮も離生で多数あり、各心皮に1胚珠を含み、
ややとつ面の花床がつく。子房は上位である。
花柱は糸状で宿存し、花後に伸びるが、
関節があるものは上部が脱落する。果実は痩果で裂開しない。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]
一枚目(右上)は、野の調べさんが、「立秋」のタイトルで、
次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
『 山野に自生する多年草、ダイコンソウです。
根元の葉が大根の葉に似ているからこのように名づけられたそうです。』
本属の仲間は、 ベニバナダイコンソウ 、 チングルマ を掲載している。