ツユクサ
コンメリナ(ツユクサ)
Commelina communis
コンメリナ・コンムニス
Asiatic dayflower
北半球全域に分布
一年草
ツユクサは、東アジアの温帯・暖帯に広く分布し、 日本では北海道から沖縄までの路傍や山野にごくふつうに見られる野草である。
花は集散状に数個つき、1個ずつ総苞から出て朝早く開花し、
午後にはしぼむ。開花時期は、6~10月である。
花柄は総苞から突出する。花弁のうち、2個は大きく青く、1個は小さく白い。
花色の種々の変異、葉の斑入りや、さらにこれらが複合した変種が見られる。
二枚目(左)は、広島県人さんが、「ツユクサ」のタイトルで、 『 庭のツユクサを撮りました。』 とのコメントをつけて、 私に送ってくれたものである。
三枚目(左)は、 Junko
さんが、デジカメにチャレンジしている頃に写した画像に、
次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
『 デジカメが直ってきましたので、
今朝 NIO さんのよう
に大きく
キンミズヒキ とツユクサを撮ってみました。
ピンボケにならなかったのがちょっと進歩かな?
またチャレンジします。』
ツユクサは、花弁が2枚のように見えますが、
白色で少し透かしが入った小さい花弁がもう1枚あり3枚である。
また、花の中心に見える黄色いのは仮雄ずい(雄しべが変形したもの)
である。さらに一番長く中心から出ているのが雌しべである。
ツユクサ属は、世界に葯100種あり、暖帯、熱帯に分布している。
一年草または多年草で、茎は直立、斜生、あるいはほふくし、
節から発根する。やや多肉となっている種もある。
葉は互生で、卵形、披針形あるいは線形で基部は鞘状になる。
花は左右相称で、集散花序に1~数個つき、さじ状の苞を有し、
青色まれに黄褐色あるいは白色で、一日花である。
花弁は3個で離生し、側方の2個は大きくしばしば基部が爪状となる。
雄しべは6個あるが、下方の2~3個のみ完全で、
残りは仮雄ずいになる。花糸は無毛で、果実は蒴果である。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]