ニガナは、日本、朝鮮半島、中国、
モンゴルに分布する多年草で、日向を好む身近な野草である。
茎や葉に苦みがあるのが和名の由来である。
茎は高さ20~50㎝である。葉は互生し、基部は耳状で茎を抱く。
根出葉はやや長くて柄があり、茎の葉は根出葉より短い。
花は茎頂に数個つき、径約1.5㎝である。花色は黄色である。
頭花は舌状花だけからでき、ふつうは5枚であるが、
ときに6~7枚のこともある。
開花時期は、5~7月である。
画像は、野の調べさんが、「ニガナ」のタイトルで、
次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
『 樹木も花も一段と勢いづき、まだ5月なのにもう真夏日って感じです。
さて、ニガナの花が咲きました。
葉や茎に苦みのある白い乳液を含むのでこの和名がついたそうですが、
試す勇気は持ち合わせていません。』
本属の仲間は、よく似た花で花弁の数が多い ジシバリ を掲載している。