本種は、水生植物で、園芸品種であるが、親種などの詳細は不明である。
スイレン属は、世界各地の熱帯、亜熱帯および一部は温帯に
約40種が分布する水生植物で、長い葉柄と浮葉をもっている。
花には夜咲き性と昼咲き性とがあり、
水面上に咲くかいくらか水面からぬき出て咲く。
萼片は4個で、花弁は多数あり、心皮は8~35個で、
雄しべは20~700個あって、外側に位置する花糸は幅広くて花弁状を呈し、
内側の雄しべの花糸は細くて糸状である。
分類体系としては、スイレン属はふつう4亜属2節に分類される。
また、園芸上の実用分類では、熱帯性スイレンと耐寒性スイレンがあり、
熱帯性スイレンには夜咲き系と昼咲き系があり、
耐寒性スイレンには大形系と小形系があり、2群4系に分けられる。
熱帯系スイレンは、葉が大きく、地下茎は塊根状となり、
花は水面上に飛び出して咲く。耐寒性スイレンは、葉が小さく、
地下茎はワサビ状で花は水面に浮かび、昼咲きだけで夜咲きはない。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]
なお、スイレンの詳細は、
こちら である。