ノボタンは、奄美大島~ベトナム原産の常緑低木である。
高さ1~1.8mの常緑低木で、枝や葉には灰色剛毛が密生する。
葉は広披針形~楕円形あるいは卵形で、長さ5~13㎝で、
葉柄は長さ1㎝前後である。5~7本の縦脈がある。
花はふつう桃色である。径8㎝くらいで大きく、
3~7個が束生する。開花時期は夏である。
本科の多くの植物はおもに熱帯アメリカに分布するが、
本属は熱帯アジア、オーストラリア、オセアニアに分布し、
40~70種が知られる。
常緑性の低木あるいは小木で、全体に剛毛がる。
葉は対生でまれに3個が輪生し、革質あるいは膜質で、
全縁で披針形~長楕円形で有柄で3~7本の縦脈が顕著に入る。
花は桃、赤、紫まれに白花で、枝頂に3~7個が束生し、まれに単生する。
花弁は5~7枚でである。果実は液果である。
花が大形で観賞価値があるため、熱帯では庭園によく植栽される。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )、
花の名前( 植村猶行監修:NHK出版 )]
ノボタン科で「ノボタン」とつく植物は、ノボタン属の「ノボタン」、
ティボウキナ属の「
シコンノボタン 」、ケントラデニア属の「
シダレノボタン 」 などを掲載している。
また、本種の園芸品種の
ノボタン・ベルグラ
も掲載している。