









ハイビャクシンは、日本(壱岐、対馬、琉球諸島)
原産の常緑匍匐性低木である。
幹は直立せず、高さ60㎝内外になる。
葉は針状で3個ずつ輪生し、長さ6~8㎜で先がとがる。
葉の上面はへこみ、青緑色で、下面が隆起し、濃緑色である。
枝先は長く伸びてほふくするが、先端がつねに上向きとなる。
果実は球形で、径8~9㎜で、種子を2~3個つける。
ビャクシン属は、主として北半球に分布し、
北は北極圏から南は東部熱帯アフリカまで60種があり、
日本には6種がある。
常緑性の低木または小高木で、高さ5~15mにも達する。
枝は散生または輪生状につき、幹が直立する。
葉は対生または3輪生し、鱗片状または針状の2型があり、
ときに両葉を混生する。
花は雌雄異株または同株である。雄花は卵形で黄色で、
対生または3輪生する多数の雄しべからなる。
雌球花は球形で頂生または腋生し、
緑色で3~8個の鱗片からなり、
各鱗片に1~2個の胚珠をつける。
球果は成熟すると鱗片が合生して肉厚となり、
液果状を呈し、ふつう1~10個の種子をつける。
本属の植物は、主に観賞用として利用されている。
また、本属は、造園や緑化樹として重要である。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )、
花の名前( 植村猶行監修:NHK出版 )]
本属の仲間は、
アメリカハイネズ を掲載している。