ハクチョウゲは、中国原産の常緑低木である。
枝を折るとにおいがある。常緑低木であるが、
寒い地方では落葉する半常緑といえる。
叢生して高さ60~100㎝になり、枝は密につき、
株は半球形か楕円形を呈する。
葉は小形の披針形で全縁で、革質で無毛である。
長さは3~5㎜と小さい。
花は帯紫白色が多く、ときに淡紅色を帯びたものや白色もある。
花冠は5裂し、内部に細毛が多い。雄しべは4個である。
刈込に耐え、萌芽力も強く、生垣や縁取り用として用途は広い。
同じアカネ科に、花形がハクチョウゲに非常によく似ており、
花色が淡紫色の
シチョウゲ がある。
ハクチョウゲ属は、低木で、東アジアに数種が分布する。
茎葉はつぶすと悪臭がある。
葉は対生し、托葉がある。
花は4~6数性で、腋生または頂生で、単生するか群生する。
花冠は漏斗形である。果実は液果で2種子を含む。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]