スイレン ➡ ハ ス(APG で新設科)
ネルンボ( ハ ス )
Nelumbo nucifera
ネルンボ・ヌキフェラ
East indian lotus , Sacred lotus
インド、中国、日本に分布
多年性水生植物
ハスは、インド、中国、日本など熱帯および温帯アジアと
オーストラリア北部に分布する多年性水生植物である。
花色は紅色、淡紅色、白色、白色に紅斑などがある。
非常に多くの園芸品種が作り出されている。
一枚目(右上)は、広島県人さんが、「暑中お見舞い」
のタイトルで、『 蓮の花もお届けです。』
とのコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
二枚目(左)も、広島県人さんが、「夏のご挨拶」
のタイトルで、蓮の花を添えて、私に送ってくれたものである。
三枚目(左)は、
hiro & shii さんが、
次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
『 先日 わが家の近くの田んぼだったところにきれいな
ハスが咲いているのを発見しました。よく見ると稲の穂が
あちこちに。ちょっと不思議な風景でしたが・・
きれいで癒されました。』
四枚目(左上)は、野の調べさんが、私に送ってくれたものである。
五枚目(左)も、広島県人さんが、「ハス」のタイトルで、
次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
『 昨日、ハスの写真を撮りに行きました。
山の中の人里離れたお寺で、小雨の中ゆっくり
写真を撮ることが出来ました。』
六・七枚目(左・左下)は、みずがめ座さんが、「田んぼアート」
のタイトルで、次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
『 昨日、埼玉行田の古代ハスを見に行ってきました。
11時ごろには花が閉じるので家を7時半に出て9時には
着いたのですが、もうすでに駐車場は車でいっぱい
でした。ハスのお花も去年よりさらに早く開花したよう
です。花も見ごろで大勢の方で賑わっていました。
そして、今年の必見は田んぼアートです。』
ハス属は、熱帯および温帯アジア、南・北アメリカ、
オーストラリアに2種分布する水生の多年草である。
地下茎は水底の土中を節をつくりながら横走し、
節にはそれぞれ葉芽と花芽を形成する。
春、初めに出る葉は水面に浮く浮葉で、
後に水上に半木化した長い葉柄をもった葉を出す。
秋になると、やや小さい止め葉を出し、土中に肥大根茎を形成する。
この肥大根茎が蓮根(レンコン)で食用となる。
葉は楕円形または円形で大きく、長径が50㎝以上になるものもあり、
葉縁は全縁でやや波打ち、表面はろう質で水をはじく。
葉身中央部は黄白色斑から周辺に葉脈が走り、
裏面の中肋上に赤色の斑点が入る。
葉柄は丈夫で長く、ときに1.5m以上になり、
刺状突起がある。
花は大形で、ふつう葉柄より長い花茎の頂に単生する。
蕾の色は緑色、紅緑色、黄緑色などがある。萼片は4~6個である。
花弁は倒卵形で鋭頭または鈍頭で、ふつう20~25枚で、
八重咲きでは雄しべが花弁化して100枚以上となる。
雄しべは長い花糸をもち、ふつう200~400個あり、
葯は黄色である。花床は倒長円錐状で、
倒釣鐘状あるいは椀状で、
上面は平坦で、
蜂巣孔状に多数の穴があき、その穴の中に雌しべがある。
種子は花床の穴の中で生長し、
花床の表面から出るものと出ないものがある。
成熟すると緑色から暗褐色となる。
球状ないし長楕円球状で先端に小さい突起がある。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )、
花の名前( 植村猶行監修:NHK出版 )]
ところで、皆さん、ハスと
スイレン の簡単な見分け方を知っていますか?
葉が上の画像のように、水面から出ているのがハスで、
葉が水面にピタリとくっついているのがスイレンと覚えると簡単である。
また、ハスはクロンキスト体系ではスイレン科ハス属で、
スイレンはスイレン科スイレン属である。
【追記】
ハス属は、APGⅡ(2003年発表)
では、スイレン科(スイレン目)から分離し、ハス属単型属からなるハス科
(APG で新設された科)
として、ヤマモガシ目に変更された。