NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名オランダゼリ(和蘭芹)
園芸(流通)名
別名パセリ
科セ リ
属(和名属)ペトロセリヌム(オランダゼリ)
学名Petroselinum crispum
ラテン語読みペトロセリヌム・クリスプム
英名Parsley
原産・分布地地中海沿岸原産
園芸上分類二年草または短命多年草


 パセリは、オランダゼリ属の1種で、葉を香辛野菜として利用する。
 パセリは、地中海沿岸原産で、全草に香りがある二年草又は短命な多年草で、 高さ30~60㎝になる。
 茎には溝があり、多くの枝を分枝し、全株無毛である。 葉の長さは2.5~5㎝で、濃緑色で表面にはややつやがあり、 有柄の3出複葉で小葉は   ニンジン  の葉に似て欠刻がある。
 花茎は高さ50㎝くらいになり、花は小さく、径2㎜ほどしかない。 花色は黄緑色である。
 蒴果は卵形で、長さ約3㎜と小さく、香気がある。

 パセリは、紀元前4~3世紀にはギリシアで記載があり、 当時すでに縮葉系と平葉系とが分化していた。
 ギリシア、ローマ時代には薬用や香辛用に使われ、 ギリシアではオリンピック競技の優勝者に パセリの葉で作った冠を与えたという。古代エジプトではすでに食用とされていた。
 栽培はイタリアで始められ、9世紀にはフランスに伝わって栽培された記録がある。 13世紀には北ヨーロッパ、16世紀にはドイツ、イギリスで一般化し、 17世紀にはヨーロッパ全域で欠かせない香辛野菜になった。 アメリカには19世紀の初めごろに伝わり急速に普及した。
 日本にはオランダ人によりもたらされたといわれ、「大和本草」 (1708年)や「本草図譜」(1830年)にはオランダゼリとしての記載がある。 18世紀の初期に長崎で栽培されて以来、料理に色と香りを添えるものとして使われ、 近年は食べられる香辛野菜となった。
[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]

1・2枚目画像撮影日:2005.04.24
  3枚目画像撮影日:2004.06.20

2015.07.30 First making day [6h/61ha/238500]
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