ハナヤナギは、メキシコ原産の常緑小低木である。
高さ1mくらいになる。茎は紅色を帯びて無毛で、
充実してくると木質化する。
葉は十字対生し、披針形、鋭尖頭で鋭脚で、
長さ15㎝で茎の上部では小形となり、
表面は平滑で光沢のある灰緑色で、裏面は脈が隆起する。
花は、C. ignea (
C.イグネア )のようにつく。
他種より萼は大きく長さ3㎝、径8㎜で花弁状で、
上半分は黄色、下半分は紅色となり、口部は緑色となる。
花弁は6枚あるが小さく、白あるいは黄色である。
開花時期は、夏から秋である。
タバコソウ属は、約250種あってアメリカに分布している。
草本あるいは低木である。茎は丸く、葉は十字対生または輪生する。
花は左右相称で腋生または頂生し、単生あるいは総状花序などにつく。
萼は細長い筒状となり先は6裂し、萼筒の基部に距あるいはふくらみがある。
花弁は6枚まれに4または2枚、まれにない。
雄しべは6~14個で多くは11個である。果実は蒴果である。
日本には明治、大正時代に約10種が導入された。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]
本属の仲間は、イグネア以外は、
メキシコハナヤナギ 、
クフェア・タイニー・マイス を掲載している。