バビアナ・ストリクタは、南アフリカのケープ地方原産の
球 茎 をもつ多年草である。
茎は直立し、高さ20~30㎝で、6~8個の葉が扇形に広がり、葉、茎ともに有毛である。
花序には4~8花がつき、4~5月に開花する。花筒部は直立し、
花被裂片は長楕円形または倒卵形で、変異の大きい種である。
二枚目(左)は、花色が紅色がかった色であり、
変種か園芸品種の可能性が高いが、品種の特定は難しい。
ホザキアヤメ属は、約61種からなる種で、
1種が南アフリカからジンバブエ全域に、
他の1種がソコトラ島に分布するのを除いて、
ほかの種はすべて南アフリカのケープ地方中心に自生する。
球茎はやわらかい繊維質の外皮に包まれている。
茎は大部分の種で直立して伸び、高さ30㎝以下である。
葉は数個で、通常は披針形ないし剣形をし、葉脈が隆起して縦ひだが入る。
花は穂状花序をなしてつくことが多い。花筒部は細長く、
花被裂片は6個、雄しべは3個、花柱は細長く、その先は3裂する。
蒴果は球形に近く数個の小さい種子がつく。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )、
花の名前( 植村猶行監修:NHK出版 )]
本種は、和名および和名属名をホザキアヤメといい、
同じアヤメ科の和名属名および別名をスイセンアヤメという
スパラクシス
にどことなく似ており、私は初めは両種を混同していた。