バンダ交配種は、ラン類のバンダ属の交配種の総称名である。
バンダは、作り出された交配種数に比して親の数は少なく、
わずか数種に限られる。
しかも、その8割が近くが
Vanda sanderiana (バンダ・サンデリアナ)
と Vanda coerulea
(バンダ・コエルレア)で
占められているといってもよい。
そのためか交配種間の異差が少なく、色彩的にも、
ブルー・パープル系、赤色・ピンク系、ピンク・褐色系の2色に色分けされて
その中にスポットの入る系統、黄褐色・グリーン系、
白色・グリーン系の2色花の5系統ぐらいに大別される程度である。
パンダ交配種の花形については、花被片(萼片、側花弁)
が幅広く先端が丸く、各花被片が深く重なり合って花の正面から見て
透き間が見えず、正円形に近いのがよい形とされる。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )、
花の名前( 植村猶行監修:NHK出版 )]
ラン科については、
ラ ン を参照のこと。