ヒサカキ(姫榊)
ツバキ ➡ ペンタフィラクスに変更(APGⅡ)
エウリア(ヒサカキ)
Eurya japonica
エウリア・ヤポニカ
Eurya
本州(岩手・秋田以南)、四国、九州、
南西諸島、小笠原、朝鮮半島南部に分布
常緑小高木又は低木
ツバキ ➡ ペンタフィラクスに変更(APGⅡ)
エウリア(ヒサカキ)
Eurya japonica
エウリア・ヤポニカ
Eurya
本州(岩手・秋田以南)、四国、九州、
南西諸島、小笠原、朝鮮半島南部に分布
常緑小高木又は低木
ヒサカキは、本州(岩手・秋田以南)、四国、九州、南西諸島、
小笠原、朝鮮半島南部に分布する常緑小高木又は低木である。
小枝は無毛で、葉は楕円形または倒披針形で
長さ3~8㎝で鈍鋸歯縁である。
葉身は濃緑色で、
ハマヒサカキ と異なって鋭頭の鈍端となり、
光沢が著しくない。
花は帯黄白色で、1~3個が脇生し、3~4月に開花する。
花弁の先端がときに紫色を帯びる。雄しべは12~15個で、
花柱は深く3分岐する。
萌芽力は強く、刈込みに耐え、日陰地でも育つため、
生垣や植込みに適している。
また、サカキと同じように神前に供えられる。
ヒサカキ属は、常緑の小高木または低木で、約100種からなり、
おもに南アジアを中心とするアジアに多く分布するが、
一部がニューギニア、太平洋諸島(ミクロネシア、ポリネシア)
から中央・南アメリカにおよんでいる。日本には、
奄美諸島や琉球諸島の固有種含めて6~7種が知られている。
葉は単葉で互生し、有柄で通常は鋸歯縁である。
花はふつう単生または束状につき、宿存性の小苞がある。
萼片は宿存性で通常5個、花弁は5枚で基部が合着し、
いずれもかわら重ね状に配列する。
雄しべは5個または倍数ときに多数である。
雌しべは1個で花柱は3~5分岐する。
果実は球形の液果で、黒く熟し、多数の種子を含む。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]
本属の仲間は、
ハマヒサカキ を掲載している。
【追記】
ヒサカキ属は、APGⅡ
でツバキ科から分離し、新設されたペンタフィラクス科に変更された。