ファイアー・ヒースは、南アフリカ産種のうちもっとも分布が広く、
ケープ西南部からトランスバール北部におよぶ耐寒性常緑低木である。
形態的にも地方により変異が見られる。高さ30~90㎝になる。
株元から枝を伸ばし分枝は少ない。
枝は倒伏して乱れやすい。
花は枝の頂部に散形花序について下垂する。
花冠は先のほうがふくれた筒形で長さ2~3㎝である。
花色は紅色がふつうで桃、白色などもある。
花の表面には多数の腺毛があり粘る。
周年開花する。耐寒性は強く、-8℃の凍結に耐える。
エリカ属は、約630種が有り、その大部分は南アフリカにあるが、
地中海からヨーロッパにも分布している。
花は、腋生または頂生で単生するか、または穂状、
総状、散形状などの花序につく。
花冠は、筒状、鐘状、壺状などで花後も宿存する。
花色は、白、淡紅、黄、緑色などがある。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]
本属の仲間は、
エリカ 、
ジャノメエリカ や 、
園芸品種の
エリカ・クリスマス・パレード 、
エリカ・ホワイト・ディライト
などを掲載している。