ノダフジ(野田藤)
マ メ ( マ メ 亜科)
ウィステリア( フ ジ )
Wisteria floribunda
ウィステリア・フロリブンダ
Japanese wisteria
本州、四国、九州に分布
落葉蔓性木本
フジは、本州、四国、九州に分布する落葉蔓性木本である。
別名は、摂津国野田(現在の大阪市西成区付近)
の藤之宮にフジの名所があったことにちなむ。
つるは上から見て時計回りに多物に巻きつき登っていく。
小葉は11~19個で他種より多く、成葉ではほぼ無毛になる。
花序は長さ20~90㎝になり、本属中でもっとも長く下垂するので
観賞用に多く栽培されている。
花はヤマフジと異なり、花序の基部から先端に向かって咲いていく。
内軸側の萼裂片は広くて短い。旗弁は径1~1.3㎝である。
4~6月に開花し、花色は紫色である。
果実は長さ10~15㎝で、果皮がかたく細毛を密布し、
秋から初冬に種子をはじく。種子は扁平円形である。
園芸品種が多く作り出されている。
三・四枚目(左・左下)は、みずがめ座さんが、
次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
『 連休明けに行った足利の藤です。
1枚めは八重咲きの藤です。』
ということで、三枚目(左)が、八重咲きの藤である。
フジ属は、北アメリカ、東アジアの温帯に約9種がある。
落葉のつる性木本である。
葉は奇数羽状複葉で互生する。小葉は有柄である。
花は紫、桃、白ときに紫青色で、下垂する頂生の総状花序につく。
萼は広鐘形で5裂する。
花冠は蝶型である。旗弁は大きく外曲し、
翼弁が鎌形で基部に耳形の付属物がある。竜骨弁は鈍頭である。
雄しべは10個あり、うち9個が合生して2体雄ずいをなす。
果実は有毛で長く扁平な豆果となり種子を数個含み裂開する。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )、
花の名前( 植村猶行監修:NHK出版 )]
五枚目(左)は、 Junko
さんが、次のコメントをつけて、
私に送ってくれたものである。
『 5月の花を。 フジと
アジサイ です。 』
六枚目(左)は、果実であり、その形からフジが、 マメ科の植物であることがよくわかる。 また、花もマメ科特有の蝶型である。