アジサイ属は、世界に四十数種あり、東アジア、北アメリカ
東南部~南アメリカ中部にいたる広い地域に分布している。
また、本属は、花の形が色々有るのが特徴であり、特に
装飾花
を有する品種がほとんどである。装飾花の花弁の
ように見えるの部分は、萼片が変化したものである。
一般にアジサイと呼ばれているものは、一・ニ枚目(右上・左)
のような丸い形の花形で、花序全体が装飾花からなるもので、
日本の暖帯に広く分布し、 H. macrophylla
(ヒドランゲア・マクロフィラ)を指すことが多い。
( Hydrangea を
H. と表す。以下同じ)
さらに、本属は、園芸品種も多く作り出されており、
多彩な色や形のアジサイが出回っている。
三枚目(左下)のような装飾花が小さく密集し、色が白色ないし淡緑色の品種は、
H. paniculata f. grandiflora
(H.パニクラタ f.グランディフロラ)か
H. arborecens f. grandiflora
(H.アルボレスケンス f.グランディフロラ)の園芸品種と思われるが、
私の知識では断定は難しい。
二枚目(左上)は、野の調べさんが、「アジサイ」のタイトルで、
次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
『 色を変えても色調を失わない梅雨時を代表する花
です。アジサイは土壌によっても花の色が変り、
また咲いた瞬間から花の終わりまで色が変化するので
様々は変化を楽しめますね。
中心部の小さいのが花ですね。』
三枚目(左上)は、みずがめ座さんが、『 この季節に似合うお花を置いていきますね。』 とのコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
四枚目(左)は、 hiro&shii
さんが、私に送ってくれたものである。
とくに、コメントはありませんでしたが、
hiro&shii
さんの画像は構図がとっても綺麗でいつも感心している。
五枚目(左)は、こまさんが、「秋桜」のタイトルで、
次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
『 もうコスモスが咲き始めましたよ。アジサイも
コスモス
もラベンダーも亜麻も・・・・白く映っているのが亜麻です。
実物の色はかなり薄い青紫で風にそよそよとしてとても
風情のある花です。朝早くから昼までしが咲きません。』
この投稿は、7月なのに北海道ではもうコスモスが咲き始め、
秋の気配がだだよい始めているのには驚きである。
本属の仲間として、六枚目(左)のような装飾花が有る品種は、
ガクアジサイ と呼ばれ、
H. macrophylla f. normalis
(H.マクロフィラ(品種)ノルマリス)を指す。
また、ガクアジサイに似ている
ヤマアジサイ や 、変わった花姿のアジサイとしては、
カシワバアジサイ、
ツルアジサイ などがあり、一部を掲載している。
また、装飾花がないのが特徴の、
コアジサイ も掲載している。
さらに、アジサイという名が入らないが、アジサイの仲間には、シチダンカや
コガクウツギ 、
ノリウツギ
などがあり、一部を掲載している。
その他の仲間は、
ヤクシマアジサイ も掲載している。
七枚目(左)は、 Junko
さんが、「あじさいの花」のタイトルで、
次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
『 先日TVでアジサイの花の中に花があるって聞いたので
花を分けてよく見たらこんな可愛いのがありました。
判りますかしら? これが咲いて初めてアジサイが
開花したと言うんですって!
アジサイの花は本当は「ガク」とは聞いていましたが、
この年になってはじめて知ったことでした。』
八枚目(左)も、 Junko
さんが、「6月の花」のタイトルで、
次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
『 先日、京都植物園で
ショウブ やアジサイなどを堪能
してきました。ここはとても広大なスペースで森あり花あり
鳥もいて、NZのハグレー公園のミニミニ版といった感じ。
電車を乗り換えずに行けてしかも60歳以上は無料で余計
に大好きな場所です。アジサイも、ショウブも植物園なの
でさすがにいろいろありましたが今日はホンノ一部を。』
九枚目(左)も、 Junko さんが、『 5月の花を。 フ ジ とアジサイです。』 とのコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
アジサイ属の植物は低木またはつる性で、
有柄で托葉のない葉を対生(まれに3輪生)する。
花序は複集散状または密錘状で卵形または披針形の苞葉がある。
花は放射相称で、両性花のほかに捻性の低い装飾花を有する種が多い。
装飾花の花弁様の部分は萼片が変化したものである。
両性花の萼は子房と癒着した萼筒と萼裂片に分かれる。
花弁は小さく萼筒の上縁につき、一般に早落性の傾向がある。
子房は下位または中位で熟して蒴果となり
離生した花柱間で心皮の縫合線に沿って裂ける。
種子は小さく長さ1㎜前後である。
[ 引用 :
園芸植物大事典 (塚本洋太郎総監修:小学館発行) ]
十枚目(左)は、おばごりさんが、樹木の名前を私に聞いてきた時、 井戸端の皆さんでやり取りし ヤマボウシ とわかり、そのお礼に張り付けてくれたものである。
1枚目画像撮影日:2003.06.14
2枚目画像投稿日(投稿者):2005.06.01(野の調べさん)
3枚目画像投稿日(投稿者):2009.06.19(みずがめ座さん)
4枚目画像投稿日(投稿者):2013.07.13(
hiro&shii さん)
5枚目画像投稿日(投稿者):2014.07.17(こまさん)
6枚目画像撮影日:2003.06.11
7枚目画像投稿日(投稿者):2007.06.11(
Junko さん)
8枚目画像投稿日(投稿者:撮影地):2008.06.21
(
Junko さん:京都植物園[京都府])
9枚目画像投稿日(投稿者):2009.05.15(
Junko さん)
10枚目画像投稿日(投稿者):2008.06.27(おばごりさん)
11枚目画像投稿日(投稿者):2009.06.25(広島県人さん)
十一枚目(左)は、広島県人さんが、夢癒さんが井戸端会議に入会し、
広島県人さんのところに挨拶にいった
お礼の言葉に添えて投稿してくれたものである。
【追記】
アジサイ属は、新エングラー体系ではユキノシタ科(バラ目)
に入れられていたが、クロンキスト体系では、単独のアジサイ科
(バラ目)としてユキノシタ科から分離された。
最近の APG の見解では、
ユキノシタ科とは縁遠いことが明らかになり、
ユキノシタ科が入っているバラ目からミズキ目に変更された。